あらすじ
裏千家教授・大澤信郎の次男が濃茶席で毒殺された。取材を始めた雑誌編集者の西田は、容疑者の神凪百合(かんなぎゆり)に淡い恋心を抱く。相次ぐ毒殺事件の真相を突き止めようと、西田は毒に精通する変人、自称<毒草師>の御名形史紋を頼ることに。大澤家がひた隠す秘密を、御名形は「千利休=キリシタン」説とともに解き明かす!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この作品はあらかじめ本編(のちに出るが遺伝的作品を除く)を読んでから読むことを強く勧めます。
(ただこのシリーズの一部は別会社からの出版です)
なぜならば、最後に長らくおや?
と思えてきていた登場人物の秘密が出てくるからです。
あ、なるほど、と思えると同時に人物像が
狂うんですよね。
事件はちゃんとこの作品の主である「毒」に
フォーカスが当たっています。
真相はとてつもなく悲しい真相で
結末も…
ただし救いは、ある宿命を抱えた人物が
ある種の幸せを迎えたことかな…
Posted by ブクログ
ミステリとしては、毒絡みなんですかね。タイトルだけに。QED・カンナとシリーズは違っても、世界観は同じなので、そこらのつながりとかあるんだろうか。
名前に十字あるから、利休=キリシタンというのは根拠としては薄い気もするけど、学術書でないからいいか。
助手になった百合さんと、御名形との絡みが次巻で気になります。西田くん残念。
Posted by ブクログ
毒草師シリーズ第二弾!
今回の濃茶の席で起こった毒殺事件。
そして連続毒殺事件へと発展していくのだが、いつものごとく
主人公西田は事件に巻き込まれるというか、押し出され、
苦手だけど命の恩人でもある隣人の御名形史紋に助言を求める。
お茶の世界のことなので、薀蓄は千利休。
QEDのように濃過ぎる薀蓄ではないので楽しめました♪
そしてトリックというかカラクリはミステリ慣れしてないので
直前まで気付きませんでした(^◇^;)
でもいいの♪御名形史紋が好きだから♪
今回の真紅は靴下♪次はどこに持ってくるのかなぁ~。
助手にはちょっとジェラシー