【感想・ネタバレ】夜明け食堂 四季を行く人のレビュー

あらすじ

静岡のとある海沿いには、深夜から夜明けまでの間だけ開く、不思議な食堂がある。店主の菜実さんも不思議な人だ。夜をさまようお客さんそれぞれの悩みを見抜き、ぴったりの料理を提供してしまう。
ひとりぼっちの子育て、結婚に踏み切れない葛藤、八方塞がりな人生の岐路。
暗い夜を孤独に過ごす人のために【夜明け食堂】は今日も開店する。
心の栄養が摂れるとびきりの四編+レシピを収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

わたしはいぬじゅんさんのことを
ティーン向けの恋愛小説を書かれる方という印象があったので、本作を読んで驚きました。
本作は大人に向けて、心をほっとさせるような小説で印象が変わりました。
無事に夜を明けられること、生きるうえですごく大切なことだと思います。
夜を明けられなかった人が世の中にはたくさんいる。それは肉体的な死だけではなく、精神的に傷を負うことも含めて。「夜明け食堂」はそんな風になる前に、戻っておいで、ここにいていいんだよ、と声をかけてくれるような場所だなと思いました。
菜実と暁生が直接何かしてくれるわけではない。けれど彼らが作る温かいご飯は、何よりも人を救うのだろうなと感じます。
全社会人が訪れたい場所ではないでしょうか。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

久しぶりのいぬじゅんさんです。
「食堂」の文字につられて手に取りました。

4つの作品からなる連鎖短編集です。
作品の舞台は、静岡県の郷土料理を提供する「夜明け食堂」
深夜から夜明けまで営業しています。
そこには普段自分の居場所が無いと感じている人がやってきます。

夫の両親と同居していて義父との折り合いが良くない女性
喧嘩ばかりする両親が嫌で離れて暮らす男性
自身の目標のために働き始めたのに、目標を失いかけた女性
自分の生き方ややりたいことを見つけた男性

そんな彼らが食堂にやってきて心の内を店主らに聞いてもらい前を向く勇気を持てるようになるという話。
似たような作品は今までもあったかもしれませんが、この作品も登場人物たちが温かくて良かったです。
それと、作品の中に出てくるお料理のレシピが作品の間に載っていて作ってみたいと思えました。

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2026年03月30日

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