あらすじ
執筆こそ人生最高の趣味ではないだろうか!定年後の生活を充実させる一番の方法は「書くこと」である。道具はパソコンでもいい、ペンでもいい、まず「書いてみる」ことである。では、何を、どのように、いつ、どこに書くのか…あらゆる角度から「執筆生活」のノウハウを説く第2の人生の指南書!
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Posted by ブクログ
カテゴリーとしては、趣味・実用書なのだろうが、著者の文筆家としての成長譚のように描かれており、感動できる。そして、読者に勇気と希望を与え、自ら書くことを促す良書だと思う。
その本は「今日は掘出物は無さそうだなと帰りかけたBookoffの新書コーナーにあった。『まず「書いてみる」生活―「読書」だけではもったいない』は、池井戸潤さんの企業小説に出会い、それまで愛読していたビジネス書や実用書を机の隅に追いやって、1年間ミステリーを中心に小説ばかり読んできた私にとって、とても魅惑的なタイトルだったのだ。
カテゴリーは、鷲田小彌太さんが教鞭をとられている人文科学というよりも、どちらかというと趣味・実用の範疇なのだろうが、その内容は「哲学者でもある鷲田小彌太さんの、文筆家としての成長譚でもあり大河ドラマでもある」と言っていいほど小説的な感動に溢れた物語りであった。
私は、良い書物とは、読者である私に勇気や希望を与えてくれるものである。と思っているが、まさにそのような内容であった。
このコミュニティに集う皆さんの中には、活字中毒を自負するほどの読書家が多いと思う。自分も書きたいと思っている方も少なくないだろう。そんな方々に薦めたい一冊だ。