あらすじ
国の借金とあなたの暮らしのつながりが、スッキリわかる!
ベストセラー『「アベノミクス」超入門』の第2段!
「アベノミクス」で、日本経済には回復の兆しが見え始めました。
しかし、日本経済は1つ、大きなリスクを抱えています。
それが、国が抱えている1000兆円を超える借金。
日本の財政は今、危機的な状況に立たされているのです。
と、ここまでは多くの方がご存じだと思うのですが、
そもそもなぜ、国の借金は問題なのでしょうか?
国の借金がかさんでいることは、私たちの生活に
どんな影響を与えるのでしょうか?
「財政破綻」が危惧されていますが、実際に破綻したら、
いったい何が起きるのでしょうか?
本書では、今さら聞けない財政問題のキホンを、
経済の知識がない方にもわかりやすく解説します。
経済のニュースは一見とっつきにくくて難しそうですが、
一度キホンを押さえれば簡単に理解できます。
本書で、日本の行く末を見通す眼を養っていただければと思います。
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Posted by ブクログ
■財政
A.日本の国債は、主に国内の保険会社や金融機関が購入し、90%以上が国内で消化されている。そのため、多額の借金を抱えながらも、日本は財政的に安全という評価を得ている。
B.これまで日本の国債が国内で消化されていたのは、国の借金を上回る家計の金融資産があったからである。だが、日本の借金の総額と家計の金融資産の差が年々縮まっている。また
今後は家計の金融資産は減少するとみられる。そうなれば、従来のように家計の資産だけでは国債が消化できなくなる。
C.日本では、少子高齢化で社会保障費の赤字が膨らみ、毎年巨額の国債を発行して帳尻を合わせている。社会保障の抜本改革が進まないと、財政破綻に進みかねない。