【感想・ネタバレ】死者たちのレビュー

あらすじ

1930年代初頭。ハリウッドに勝利すべく始まった日独合作のホラー映画撮影は、やがてファシズムの恐怖を予見する不気味な熱を帯び始める。ヘルマン・ヘッセ賞受賞、衝撃の歴史改変小説。

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Posted by ブクログ

表紙の雰囲気からホラー小説かなと思って読んでみたら全然違った。
舞台は主に1930年代の大日本帝国。
歴史上の人物、甘粕正彦やチャップリン、犬養毅などが登場し、史実とは違う展開が風刺的になされる。
スイス出身の映画監督ネーゲリと、甘粕正彦の二人の生い立ちや立場が交互に描かれており、なるほどこの二人が主役なのだな、この二人が一緒に映画を作るところを読むのだなと思ったら、思わぬ方向に話が転がっていき。
後半急展開で一気に読んだ。すごいところに着地した。
あの文章はどういう意味で書かれたんだろう、どうしてあの人物はこのような行動を取り、どうしてこのような展開になったのだろう、という不思議は示されるだけで明かされず、それぞれに考察するしかないのかと思った。そこが良いところだとも思った。
あと文章がとてもいい。程よく硬くて甘美。

私は歴史に明るくないので、甘粕正彦が実在する人物だと知らないまま読み終わった。
訳者あとがきによる解説で知った。
その上で面白かった。
映画や歴史について知識があったら、考察が捗って楽しいだろうなと思った。
訳者さんにはぜひ他のクラハト作品も訳して欲しい…他のクラハト作品もぜひ読みたい。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

総じて楽しかった。
甘粕が寄宿舎を焼くエピソードがいい。
三島由紀夫が出てきた時は爆笑した。
歴史、実在の人物、フィクションが相互に絡み合い象徴的な場面を通して表された、まさに現代小説。
文体は間接話方をメインに扱っており、勢いのある文章展開を味わえる。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

かなり大まかに言うと、映画が政治利用されているという内容。
古典?文学?研究? あらすじで理解した。
たまには、この類の本も良いかもな。

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2025年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとも不気味な表紙が印象的な一冊。甘粕大尉とチャプリンが登場し、帝国ホテルがが舞台の一つにもなっています。冒頭の切腹シーンから最後のなんとも悲惨な幕切れまで、一歩間違うと荒唐無稽にもなりかねないストーリー展開に、何故か惹きつけられました。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

チャップリンとか三島由紀夫とか甘粕正彦とか犬養毅とか歴史上の有名人たちが登場する時点でかなり楽しかった。序で期待感が高まり、破で少し減速して、急で本当に急な展開で急な終わり方をして笑った。
思っていたのと少し違ったけど悪くなかった。欲を言えばもっと映画製作のシーンを詳しく読みたかったし、男二人の狂気じみた映画製作をイメージしていたから全然そうでもなくて拍子抜けした。
全体的に急ぎ足に思えたけどそれはそれでテンポが良くて悪くないと思った。でも文体がかなり好きだっただけにもっと長くてもいいのになと思ってそれだけ惜しい。

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2026年01月07日

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