あらすじ
やがて中国は民主化し、巨大な経済大国になる。目指すは一党支配下の繁栄、日本の「五十五年体制」だ! 日本にとってその歴史の大半は、中国とどう付き合っていくかが最大の課題であり続けてきた。中国が経済的に最大のパートナーとなった今、再び対中外交を対米外交と並んで政治、外交の基本に据えるべきだ。靖国神社参拝とか歴史教科書問題を超えたところに本質がある。急激な成長を続ける中国、巨大な経済規模を維持する米国、はたして日本に、あるいは円に未来はあるのか!?
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Posted by ブクログ
中国の経済について2005年に書かれた本である。さすが「ミスター円」と言われた経済の専門家だけあって、中国の経済に関するデータのまとめや分析はわかりやすく、説得力がある。中国の政治体制も日本の55年体制を目指しているとの意見は興味深い。ただし、中国の反日歴史観に同調するような意見には同意できない。中国の誤った歴史観、反日教育及び戦略的な膨張主義には細心の注意を払う必要があり、著者の親中意見はあまりに寛容であり違和感を覚える。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
原始資本主義段階の中国経済。
中国の政策決定周期。
人民元の再切り上げはいつか。
華僑人脈の強み。
経済の高成長はいつまで続くか。
中国躍進で日本はどうなるのか。
人民元改革と中国経済の行方を予測。
[ 目次 ]
第1章 誤解だらけの人民元論争
第2章 中国政府の政策決定メカニズム
第3章 動きだした人民元改革の未来
第4章 中国経済の成長はいつまで続くのか
第5章 社会主義体制の残滓とその功罪
第6章 中国の強さを支えているもの
第7章 中国共産党支配のリスク
第8章 迷走する日中関係の未来
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