【感想・ネタバレ】白蓮のレビュー

あらすじ

隼人は三年前、旅の一座からひきとった美しい少年、花緋(かい)と二人で静かに暮らしていたが、そこへ旧友である佐川が訪れて…。表題作ほか「ちょっとミステリー」「金木犀」「薔薇水」「ハピネス」「シャルウィダンス」を収録。

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Posted by ブクログ

シリアスとコメディを取り混ぜた短編マンガ集。
1986年2月刊。

 ちょっとミステリー パート1(『グレープフルーツ』1982年6号)
 ちょっとミステリー パート2(同1983年9号)
 白蓮(同1981年創刊号)
 金木犀(同1981年2号)
 薔薇水(同1982年3号)
 ハピネス(同1985年23号)
 シャル ウィ ダンス(『ジャム』1985年3月号)

内輪ネタ系エッセイマンガは巻末がお約束だと思うが、
のっけから、である(笑)。
仕事は順調だがプライベートでは心の隙間が気になって……といった、
作者自身がモデルと思しい漫画家の喜怒哀楽。
表題作は(多分)作家で病に侵された男・隼人と、
その友人・省吾、
旅芸人一座で酷使されていたが隼人に引き取られた少年・花緋の、
言うなれば男だけの三角関係の物語。
親友に(隠しているが)友情以上の感情を抱いている人物が、
親友が大切に想う相手(≒美少年)を凌辱するという、
先に読んだ「虞美人草」と共通のフォーマット。
キャラクターの内心の葛藤が、
平凡な人間にも理解可能な範疇に収まっているので、
無茶苦茶な話ではあるものの、普通に感情移入できて、
そこが描き手として巧みなところだと思う。

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2020年08月19日

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