【感想・ネタバレ】朝日のあたる病院のレビュー

あらすじ

大学病院の旧館を「朝日のあたる病院」と呼ぶ小児外科教授・外木場は、毒舌と完璧主義で知られる現場主義者。厳しさの裏にあるのは、幼い命を救うための徹底した準備と祈りのような執念だ。専攻医の栗山、清田、大町は、彼の指導に翻弄されながらも、医師としての覚悟と責任を学んでいく。「朝日は、子供の未来を照らす」――小児医療の厳しさと希望を描く感動の医療長篇。

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Posted by ブクログ

ストーリも小児外科というニッチな分野で奮闘する等身大の医師たちの静かなる闘いの描き方も非常に良かった。「朝日のあたる病院」に込められた意味が薄弱で、何か違うタイトルの方がよいとは思った。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

舞台は大学病院の小児外科、教授と3人の専攻医のお話し
この教授、いいんだよなぁ…(あくまで私目線)
最後までかっこよかった!
3人のうち女性が2人、というのが今どき。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

東京郊外の、私立青藍(せいらん)医科大学。附属病院は病床数千二百。
レトロな旧館。教授だけが「朝日のあたる病院」と呼ぶ。3、4階は新生児から15歳までを診る小児外科。
教授の外木場誠二(そとこば せいじ)57歳は、すぐキレる。特に、三人いる専攻医のうち栗山勇輝(くりやま ゆうき)29歳に対しては当たりが強く、雑用を振ってこき使い、罵声を浴びせかける。そんな二人の関係は・・・

入院するほどの子供の病気というのは本当に気の毒。病院に慣れてすでに達観してしまっているような子もいるようだ。
しかし、この小説では、自分が何をされているのかもまだ分からない乳児や新生児の患者も多く描かれる。
そんな「先天性の異常」がいろいろあるのかと思うと怖くなる。
10ヶ月近くの妊娠期間を食べる物や行動にも細心の注意を払い、やっと顔を見ることができた我が子が重い病気や異常を持って産まれたら、どん底に突き落とされた気持ちになるだろう。
尿路が途中で切れてしまっている子、小腸が途中までしか形成されていない子など。
異常なく生まれることがどんなに有難いことなのか、しみじみ感じた。
・・・という感想は本筋とはちょと外れるというか、そういう異常も、正常に尿が出るようにしたり、腸を肛門までつなげたりと普通の生活ができるように手術ができることは素晴らしいと思う。1,000gに満たない体重で産まれたとしても救うことができるということにも驚く。

手術の腕もさることながら、小児科医に必要なのは、患者や家族の気持ちに寄り添える人間性なのだろう。
しかし、どんなに手を尽くしても、治らない病気もある。
そういう重さから、外科を目指す医師が減っているとか。
直美。
「なおみ」ではありません。直ぐ(すぐ)に美容外科に行くから「ちょくび」ですって。
他の医療物の小説でも、医者不足が嘆かれている。

外木場誠二が教授でありながら週7で働くのは、過去の出来事に対する贖罪の気持ちもあるように思うが、医者にはある程度以上の覚悟と犠牲の精神が要求されるということを暗に示しているのだろう。
外木場は折りに触れては怒鳴りつけながらも、栗山に、技術以上の、「医師の心」を叩き込んで行ったのだ。
技術は栗山が自身の負けん気で獲得していった。
重い場面を挟みつつも、若い人たちは成長し、恋もして新しい命も生まれ、代替わりも進んでいくのだ。

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

小児科医療に心血を捧げる外木場の下に3人の若い専攻医がやってくる。
ベテラン外木場と若い3人の小児科医としての成長譚。
人の生死に関わる医師の物語なので、心動かされる場面が多々あり、本作も感動的な物語であった。
手術のディテールもしっかり表現され、物語をリアルに読ませてくれた。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

小児をはじめとする子どもを治療することは単に身体を完治に導くのではなく、その子どもの未来を治療することなんだと改めて考えさせられる作品でした。
外木場先生の医療に対する考え方の裏にある過去は確かに患者側に立つと怒りや戸惑いを覚え、病院側にそれをぶつけてしまうかもしれません。しかし、その過去を踏まえ目の前にある命を全力で救う姿は私達の一筋の光なんだと思います。

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2026年03月30日

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