あらすじ
詭弁とは“ごまかしの話術”。でもその良さをわかっていれば……? クールで知的な会話をあやつりたい方へ贈ります。大人の会話で必ず役に立つ、洒落た話術の見本帳!!
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Posted by ブクログ
阿刀田さん大好きだぁ(#^_^#)
彼はすごい。知識の幅もさることながら、深さが尋常じゃない!!私なら1つのことを深く学ぶだけで一生費やしちゃいそうだけど(笑)
阿刀田さんは、幅広く&深く様々なことをご存じのようで。毎回感銘を受けます。ホント、色んなことに造詣が深いようで、一度頭の中をのぞいてみたいゎ(笑)
この本は、世にはびこる詭弁について、鋭くかつおもしろく書かれています。
特におもしろかったのは、『トーナメント理論』かな。これは、私もずっと心の中で漠然と感じてたことだったんだけど、阿刀田さんは、私のモヤ×2した気持ちを、スッキリハッキリ論理的に書いておられました。イヤハヤ。やはり彼は天才だ(笑)
あと、『ペンは剣より強し』は目からウロコだった〜。ずっとペンは剣より強いって漫然と思ってたけど、たしかに、ペンが剣より強いことってほとんどないのかも。
例えば、いくら世論が内閣総辞職に反対だ〜って言って、新聞社がそういう論調で書いても、総理が解散するって言えば解散されちゃうし、牛肉の再々輸入再開も、いくらマスコミがダメだと書き立てても、オエライさん達が決定しちゃって再開されちゃうし。
やっぱり、いくら「真なり」と言われてることでも、一度は疑ってみることって大事だよな〜。そしたらもっと色んなことが深く見えてくるのかもしれない。