あらすじ
大好きな史也と結婚する前に、一度だけ「お見合い」というものをしてみたい。満たされた恋で幸せな毎日を送る滝真由子にとって、それは余裕の気持ちが産み出したほんの遊び心。恋人の史也も、笑って賛成してくれた。そして真由子は、親戚からきた見合いの話に、ふざけ半分で応じることにした。だが、お見合い相手の男は真剣だった。真由子の魅力に一目惚れをした彼は、思いつめた表情でこう言った。「私はガムテープ男です。一度くっついたら離れません」
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Posted by ブクログ
題名を見る限りでは恋愛小説に思えるけど、ぞくっとするホラー小説。最後まで展開が読めず、心臓がドクドクと脈打った。最後の方は少しグロかったけど、凄く面白かったと思う。
Posted by ブクログ
久し振りの吉村さんの本。
主人公の真由子の言動がなんとも軽率で恋人、史也が最後まで助けようとする魅力が全くわからない。
ここまで異常な仲人さんもいないと思うけれど、人を介しての事を断るのは・・・気分を悪くさせてしまう事なのだと感じた。
後半から一気ホラームードになってきて、まさか、こんなに病んでいるお話しだとは思わなかったなぁ・・・。
Posted by ブクログ
恋人・史也とはゴールイン寸前の滝真由子。ずっと史也としか付き合ってこなかった彼女は、このまま何の経験もないまま結婚するのはつまらないと思い、お見合いでも経験してみようかと思っていた。そんな時に、彼女の叔母からタイミングを計ったようにお見合いの話が。遊び半分で受けたその話だったのに・・・相手はものすごいイケメンで、職業・家族構成共に理想的。まさか史也よりも好きになってしまうなんて・・・。
「禁じられた遊び」に続き、なんでこんなうさんくさい男にひっかかるのかパート2(苦笑)。これも真由子が自業自得すぎるし。イマイチ謎だったのは史也の父親。あなた一体何者ですか。お見合い叔母さんは、ここまでの人はもちろんいないだろうけど、こういうことに情熱的になってる人はいるんだろうなぁ。