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Posted by ブクログ 2024年01月17日
旅行記のように様々な県の地名や歴史が詳しく書かれて、検索しながら読んでおりました。それだけで面白い&わくわくする。
いつもながらにトリックは何一つわからず。エピローグ、加えて我孫子さんの解説まで読むと、どれだけ練られた構想なんだと驚嘆する。終わり方は切ない気がしますが、全ての伏線が綺麗に回収...続きを読むされ脳みそにグッとくる作品でした。
蛇足ですが、歴史や地名、行事、神仏のことなどが楽しく書かれたこういう本、この令和の世ではもっと読まれてほしいなぁと思いました。遠敷(絶対読めん)、須弥壇、お水取りエトセトラ。恥ずかしながら平成生まれも検索しながら読みました。そう言う意味でも脳みそにグッとくる。生きた教科書だと思います。
しかしビデオの爪とか絶対わからないよね…それもまた時代を感じられて良いと思います。
Posted by ブクログ 2022年10月08日
知り合いの作家が殺されるというショックがあり、火村を巻き込んで真相を探ろうとし、更なる事件に巻き込まれてゆく。再読した中でもあまりにも内容の記憶がなかったのは、あまり好みではなかったからかも。犯人の選択肢はあまりなかったので意外性はなかったけども、動機がわからないままだったのと、結局もっと要注意と思...続きを読むっていた女社長と、人魚の伝説と「海のある奈良」がばらばらな感じがしてしまった。朝井先生の失恋もさらっとしてしまって勿体ない気がする。 ここからコンビも事件も濃厚になってきて面白くなって、本当に良かったな。
Posted by ブクログ 2022年05月04日
ビデオテープという懐かしい単語が出てきて年代を感じたけれども、充分楽しめた!
今回はアリスの同業者が殺されたということで、黙ってられずに首を突っ込んでいく。
タイトルからして土地の蘊蓄があって色々な伝承が知れた。
だけど海のある奈良、か…
初っ端からこっそりとトリックを仕込まれていて、アリスたちと...続きを読む一緒に右往左往した。
まさかこんな真相だったとは…
また、彼らの関係にも衝撃だった。
最後は何となく物悲しい余韻がある。
Posted by ブクログ 2022年03月31日
地名がなかなか覚えられなかった。準不動に読んでいるけど、相変わらず面白かった。合間合間のクスっと笑わせてくらる二人の掛け合いのタイミングば抜群。最後まで、えー?!っていう推理で、楽しめた。
Posted by ブクログ 2021年12月22日
(長編)火村&有栖シリーズ4
プロローグ
第一章 若狭(わかさ)湾の死体
第二章 人魚の牙(きば)
第三章 小浜ミステリーツアー
第四章 毒杯
第五章 ほどける糸
第六章 絵解き
エピローグ-最後の絵解き
あとがき
解説 我孫子武丸
Posted by ブクログ 2021年09月01日
作家アリスシリーズ3作目!学生アリスより、アリスと火村の掛け合いがおもしろくて、アリスの突っ込み描写がたのしくて好き。ビデオ店で火村先生が勢い余ってAVコーナーに突入してしまった場面は声に出してワロタ。トリックは今回は大味な印象。アリバイ系は登場人物をちゃんと初めから覚えてないといけないから苦手かも...続きを読む…犯人当ては全く当たらんかった。朝井先生かと思ってた。
Posted by ブクログ 2021年05月04日
火村英生シリーズ第四弾
(紙の本で読んでいるので)残り少なくなるページ数に対して、散りばめられた伏線をどうやって回収するのだろう?
と気になりつつ、そんな事も伏線として張ってあったのか!と驚きもあると言うスピード感のある展開で、後半をほぼ一気に読み切りました。
色々な注釈が数ページに渡って書かれ...続きを読むてあり、朧気にしか知らなかった事等も知れたのは、知識が深まった様な気がして嬉しいですね。
面白かった
匿名 2020年08月03日
犯人はこの人だろうなとは思ったけれど、トリックや火村がどこで分かったのかは全然分からず。
色々と勉強になりました。
こういう展開も面白かったです。
Posted by ブクログ 2017年10月19日
タイトルの「海のある奈良」というのが、意味深な感じで、これがストーリーの中でも鍵となる。まさか、と思う展開や事柄が続くので一気に読んでしまった。
強いて言うなら、ストーリーが繰り広げられる場所が多いので、地図を用意してから読むと舞台の位置関係などが分かりやすいかと。
Posted by ブクログ 2023年08月01日
有栖川さんの火村英生シリーズの一作。
火村シリーズはどこから読んでも読めるので順番を気にせず見つけたときに買って読んでます。
ただ、海のある奈良は早めに読んだほうがいいかも?
2人のやりとりが微笑ましいのは毎度のことですが新たな登場人物も出てきてこれからのシリーズも楽しくなりそう。
伏線がたくさん...続きを読む出てくるので文を読んで読み解くのが好きな方にはおすすめ。
Posted by ブクログ 2023年02月01日
1998年の作品で、
作者の有栖川有栖さんはこの作品から
サラリーマンを辞めて専業作家になられたんだそう。
"海のある奈良”と呼ばれる小浜を舞台に、
アリスの同業者である作家の赤星の死の謎を
火村と共に解いていく本作。
舞台を様々に移しながら物語が進んでいくので、
読み手も旅をしているよ...続きを読むうな感覚に浸れます。
ストーリーは好きでしたが、
少し寄り道が多いように感じました。
結末も個人的に腑に落ちなかったので、★3に。
ですが、相変わらず
アリスと火村のやり取りは面白いですし、
火村の闇の片鱗が見えてきて目が離せません。
続きが楽しみです!
Posted by ブクログ 2022年04月01日
人魚の話や歴史の小難しい話が多くて、途中で読むのをやめそうになったが、なんとか最後まで読めた。トリックは今思うと時代錯誤な気がしたが当時としては新しかったのではないだろうか。
Posted by ブクログ 2022年02月14日
読むのめちゃくちゃ時間かかった~~~!
地理と歴史が大の苦手だから、途中で何度か匙投げようとしたけど諦めずに読んでよかった…。
有栖川有栖の何が好きかって、最後の犯人の自白シーンなんだけど、今回もそれがよかった。
ダ・ヴィンチのインタビューで、余韻を残す終わり方を意識しているって見たときは、うおー!...続きを読むばっちし残ってますよ!って思わず笑ってしまった。
ただ前半200pくらいがほんっとにしんどくて、10日ほど読み切るのにかかってしまったのでこの評価です。
ウイスキーのトリックはすごかったなぁ。印象に残ってます。
Posted by ブクログ 2021年09月15日
火村とアリスの掛け合い、小浜の観光など、楽しめはするのだが、少し中弛みしてしまっている印象。
ミステリーとしてもトリックは小粒。
犯人を特定するための手がかりは、確かにフェアではあるものの、『ダリの繭』と特定の仕方がかなり似ている。まぁそれでも気づかなかっただろ、って言われればそれまでなんだが.....続きを読む.
といっても、小粒なトリック、少しありきたりなストーリーながらも「海のある奈良」という謎を絡めるなどしてこのレベルまで持っていく、というのはやはりプロの作家だなぁと感じる。
それにしても有栖川さんの文章は読んでいてどこか心地良いな...
Posted by ブクログ 2021年02月09日
読みやすかった。只、時代が違うせいか「ビデオデッキの爪」がわからなかった…。
結末は好みが分かれると思う。自分的には少しモヤモヤした気持ちになった。
小浜って重文たくさんあるし、八百比丘尼伝説もあるのに行ったことないなぁと、アリスに倣って少し調べながら歴史ミステリー要素にわくわくしてた私も、赤星氏に翻弄された一人というわけか。あっちこっち飛び回る二人についていくのに必死で、完全に見落としてたなぁ。
トリックであったはずの「海のある奈良」が最終的...続きを読むに小浜に行き着いて、お水送りの話が活きてくるのはお見事。火村とアリスのじゃれあいも何となく勢いがあって楽しかった。穴吹と霧野の間に何があったのかは分からないけど、それがいいのかも。火村先生の秘密は気になるけどね!
Posted by ブクログ 2020年11月14日
作家アリスシリーズ。
旅情ミステリー。
2時間ドラマみたいな内容だった。
技術より頭を使ったトリック。
犯人の手の平で踊らされた被害者。
殺害現場は?
海のある奈良とは?
がテーマかな。
ラストはなんかパターン化してきたな。
Posted by ブクログ 2020年10月22日
火村とアリスの関係性やらは楽しめるけど事件の内容的には「ふーん」という感じ。
大阪人なので西が舞台で色々知らないことが書かれていたのは興味深かった。あの人魚も検索した(笑)
Posted by ブクログ 2020年05月04日
有栖川さんのミステリの魅力は、アリス・火村コンビの掛け合いやロジックはもとより、時折不意に顔を見せる、有栖川さんの知的な面であったり、文学的な雰囲気もあるような気がします。この『海のある奈良に死す』は、そんな有栖川さんの側面が発揮された作品のようにも思います。
「行ってくる。海のある奈良へ」そう言...続きを読むい残し取材旅行に出かけた、アリスと同業の作家、赤星。彼が死体で見つかったのは、福井県の小浜。アリスは火村と共に調査を開始するも……
今回は旅情ミステリの側面も強かったかなあ。赤星が次作に取りかかる予定だった『人魚の牙』と「海のある奈良」という言葉の謎を追って、アリスたちは小浜に行くのですが、この辺の知識量がなかなかのもの。
小浜の歴史や寺社、様々な伝説や地域への言及と、アリスのガイドっぷりは、火村も思わずうなるほど。この辺の二人のやり取りも、ファンにはたまらないのではないかなあ。
赤星の目的地はどこだったのか。この謎に迫る過程が「そこから迫るのか」と思わされるもので面白かった。この辺は鉄道が大好きな有栖川さんの知識もあるのかな。さらにはアリスの仕事面での相棒、編集の片桐も活躍を見せるのも面白い。
事件の容疑者の一人として出てくるのが、映像会社の女性社長である穴吹。年齢は40代半ばらしいのですが、アリス曰く20代にしか見えないそう。彼女と作中に出てくる人魚との伝説の絡め方も印象的。
下手すると味気なくなってしまいがちな、本格ミステリの人間関係部分ですが、ここまで伝説や伝承の部分をしっかりと描いているので、不思議な余情が生まれます。
そして終章のアリスの独白も、有栖川さんらしいセンチメンタルさがあります。赤星が書くはずだった小説をめぐる旅が、事件解決につながる、その思いをアリスはどこかセンチに、そしてロマンをのせて言葉にします。
このスッとでてくる文章の言葉選びが、良い意味で本格ミステリぽくなくて、有栖川さんやっぱりいいなあ、となるのです。
事件のトリックの一部分に関しては、どうしても時代を感じる部分が出てきてしまうのですが、旅情ミステリの面であるとか、アリスのセンチな部分であるとかは、まだまだ当分通用するのではないでしょうか。
余談ですが、作家アリスの初期作だからか、シリーズではちょくちょく出てくる登場人物が、この作品ではがっつり容疑者の一人だったのが、ちょっと可笑しかった。たぶんこれが初登場作品なのかな。
なので「いやいや、あんたはちゃうやろ」と心の中でツッコみながら読んでいました(笑)でも、こうやって読んでると、あのキャラはやっぱり容疑者メンバーの中でも濃いなあ。そりゃシリーズでもちょくちょくだしたくなるよなあ。
Posted by ブクログ 2020年02月23日
この人の作品は本当に無駄がないなぁ、って思う。
削ぎ落としすぎず、冗長になりすぎず。
とても読みやすい
ウイスキーのトリックはなかなか思いつかないよね
2020.2.23
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Posted by ブクログ 2019年10月11日
久々に作家アリスシリーズ。
火村とアリスの旅情ミステリ。旅に出たくなります。穴吹社長は実写化するなら安達祐実かな。トリックはさておき、サブリミナル効果はとても興味深いと思った。
あとがきを読むと専業作家になって初めての連載と書いてあったから、結構初期の作品でした。作家シリーズは順不同で読んでいるので...続きを読む、読んでない作品が結構あります。
まだ携帯が普及していない頃の話で、ポケベルやテレホンカードやビデオデッキなんて単語が時代を感じて面白い。永遠34歳の火村とアリスですが、最近の新刊ではスマホやタブレットを使いこなしてたりするんだろうか。
Posted by ブクログ 2019年10月05日
再読。わりと当時読んだ時は「こういうトリックもあるのかー」と感心した覚えはあるけれど、今読んでみるとまぁありふれたとまでは言わないまでもよく思い付きそうなトリックだとは思う。よくも悪くも当時の状況だからこそできるトリックだよなぁ。でも犯人とその動機の不明瞭なところが私には逆に気持ち良かった。
Posted by ブクログ 2019年08月10日
お勧め度:☆6個(満点10個)。有栖川先生の初期の作品だけど、キーポイントは「海のある奈良」というタイトルだと思うが、少し、こだわりすぎるような気もする。小浜には行ったことがあるので、何か懐かしく思いながら読み終えたけど、結局、○○だったとは?まあ、よくあるひっかけだけど・・・。内容は有栖の同僚作家...続きを読むが海のある奈良へ行くといって死体として発見される、火村シリーズには珍しく二人が被害者の足取りを追うという旅情的なストーリーだった。最後は少し腑に落ちない終わり方だったけど、何かもう少しどんでん返しが欲しかった。
Posted by ブクログ 2018年06月06日
「いってくる」「海のある奈良へ」推理作家はそう言い残して去った。
アリスのライバル推理作家「赤星楽(あかほしがく)」が遺体で発見された。
最後の言葉を聞いたのはアリスと片桐。
美貌の社長 穴吹美奈子、小説家 朝井小夜子、女の影もちらつく中、アリスは火村と捜査に乗り出す。
火村やアリスの行動と推理に...続きを読む導かれるように読んでしまうのはいつものことでしたが、アソコ(未読の方のために伏せます)は、南大阪に住む者ならだれもがおもいつくのですよ。
これは「あー、アソコじゃないの?」ってすぐにわかりましたよー!嬉しいー!
アリスさんは地下鉄しか乗らないのかしら・・・
後書きにもありますが、初連載作品なのだそうです。へー。
片桐サンとアリスが仲良しで、微笑ましかった。
編集さんと作家さんの関係って仕事もからむのに、普通の仕事のつながりとは違いますものね。アリスの人柄のせいかとってもいい関係の様です。
Posted by ブクログ 2018年02月22日
タイトルから惹かれるものがありました。海のある奈良? でもトリックはそれ?! ってなりました。ミステリと言えるのでしょうか…? 好きですけどね有栖川作品。
Posted by ブクログ 2018年02月04日
火村英生×有栖川有栖シリーズ4作目です。長編ならではのスケールですが、出て来る物事すべてに細かすぎる説明文が続くのが時々苦痛でした。絡まってほどけない糸を火村英生と一緒にほどこうと試みましたが、難しくも面白い。やっと後半部分で火村先生が謎解きを一つ披露して、これから加速するのかな、と思いきや意外なラ...続きを読むストで、ちょっと消化不良です。どういうやりとりがあったか、当の本人達にしか分からない、とかで締めくくられてもなぁ、という感じでした。そこを明かすのが推理物では?今回も有栖の軽妙な語り口は絶好調でした。
Posted by ブクログ 2017年11月14日
これはちょっとズルい展開でしたねw
福井県小浜市へのミスリードがあってから、殺害現場はやっぱり奈良でした、っていうオチで、アリス本人もそれは無理があるんじゃっていうツッコミをさせることで収めようとしているのが、なんかちょっとズルいなってw
ストーリーのタッチは軽快なのに、犯行動機が案外ウェットなのが...続きを読むとてもアンバランスな感じがして、それが逆に残る感じはあります。今回は15の時に産んだ息子に惚れられた母親が、その息子と同世代ぐらいの相手に恋をするんですけど、実母とは知らずに惚れられている息子は、恋敵を嫉妬から殺害っていうすごい展開でした。
萌えポイントは東京のホテルで相部屋になる准教授と作家。夜中に火村先生が叫んで飛び起きるんだけど、アリスはその後の火村の探るような気配に寝たふりをしてやり過ごすっていうくだり。とてもいい。
興味のある場所や映画、本などもいろいろ出てきてそういうところも有栖川作品の魅力だなあって思います。今回は小浜、高野山の麓の人魚のミイラのある寺、『エクソシスト』、『ヘルレイザー3』。
そういえば、元は双葉社から出版されたらしく、その時の解説は我孫子さんだったようですが、角川からの出し直しには収録されておらず、うーん、読みたい。
Posted by ブクログ 2016年05月05日
やっと見本になった本の受け取り待ちの間に
取材に行く同業者と会った。
そして彼は、何も言えない存在となった。
彼が一体どこに取材に行こうとしていたのか。
何を書こうとしていたのか。
それを考えていけば、そのまま分かってくるという
言われてみれば納得、な解決、でした。
そもそも、指摘されてみれば分か...続きを読むる
些細な事、でした。
しかし毎度思うのですが、そこまで休校にして
単位はどうするつもりなのでしょうか?
Posted by ブクログ 2017年10月14日
火村シリーズ長編3作目・・・かな。
アリスが仕事で東京の出版社に顔を出したが、
その時に遭遇した作家仲間の赤星学が翌日遺体となって発見される。
赤星学が別れる際に残した言葉、「海のある奈良へ行く。」と、
次回作のタイトル「人魚の牙」を手がかりに、
その後、大阪・京都と東京を行き来して謎解きです...続きを読む。
出張先で起こった事件なのに、
遺体発見現場が福井県小浜だったことから、
わざわざ京都から(当然ですが)ノーギャラで火村も参加。
さすが名探偵です。
まるで人魚の肉を食べたかのように、
45歳なのに20代にしか見えない美魔女(?)なんかも登場して、
全編に散りばめられた人魚に関連した話が意味深です。
ただ、トリックにはそれ程意外性は無く、
最後に犯人が分かった時も順当な感じがしました。
Posted by ブクログ 2019年10月06日
トリックの一つを評価できないので、星は三つ。
アンフェアではないけど、使い古しているというか、陳腐というか、
この作者に求めるものはこんなもんじゃない、
という期待のせいかもしれないけど、少しガッカリ。
終盤の新幹線の個室での、火村とある登場人物とのやり取りの
切迫感から、最後、また別の人の出発...続きを読むを見送るラストまでの流れは最高。
この作者の風呂敷の畳み方はこの他の作品でも素晴らしいと思う。
解決してすっきりするほかに一抹のさみしさもあるけど、
それもまたよい余韻になる。
20191006再読
トリックの件、アレはいつだか効果があるのか疑問だという研究結果が発表されていた気がするけど、それはそれとしてこの時点ではそうで話はなかったのだから、トリックとして成立しているとみて良い気がする。
初読の時のモヤモヤは全然感じなかった。
新幹線からの切迫感〜最後までの流れはやはり好き。
Posted by ブクログ 2019年05月29日
結構火村さんとあちこちに行ってるから、会話シーンとか多くていいなぁ。
火村さんの過去というか犯罪学者になるきっかけというかのあたりはいつか読めるのか。
いつもちょろっと出してくるんだよなー。
内容はあんまり覚えてないんだけど。
近松のトリックは確かに微妙なのよね。
でも火村さんとアリスが好きなのでい...続きを読むいかと!w
推理小説としては楽しめました。
色んな人が色んな地域へ足を運んで事件に関わる何かを探して…とわくわくしました。
ただ火村先生が変です。
京極堂シリーズの榎木津さんや、メルカトル鮎みたいな、変人探偵が流行った(?)時期に書かれた作品なので、火村先生もそっち系にしようと有栖川先生か編集者さんが...続きを読む判断なさったのかなぁと勝手に想像しています。
もしくは〆切までに時間が無くて、火村先生を変人にすることで強引に話を進めたのかなぁと思ったり。
他の作品の火村先生とはあまりに別人でツライので、当事(発行された時)紙の本で一度読んだきり、再読できずにいます。