あらすじ
著者初!ポップでビターな恋愛エンタメ!
瓜生尊、29歳。必死に勉強して東京大学に入り外資系戦略コンサルに就職、最年少パートナーも目前で報酬設定は1時間4万円。いわゆる「ハイスぺ」だ。ある日、友人に無理やり参加させられた合コンに集まった女子は「量産型OL」で、尊は不機嫌になってしまう。後日、SNSに「久々に合コン行ってみたら、出てきたハイスぺ男が最悪だった話」というマンガがアップされた。どうやらあの時の尊がモデルらしいと知り、合コンで会った「黒髪ボブ女」ことミクにDMを送るが、返事は「別にあなたの話をしてませんけど」とけんもほろろ。マンガの続きが気になりSNSをチェックするようになった尊は、ミクの描いた1枚の絵にふと心を惹かれ――(「ハイスぺ」)。
シングルマザーの家に転がり込んだ游(「スカブラ」)、英国のカレッジで中国人の彼女と過ごす征爾(「スパダリ」)、妻に先立たれた医師・英樹(「イケオジ」)、彼女のアパートで朝を迎えた大学生の涼太(「ハングレ」)、パートナーと同棲中の人気漫画家・英二(「オレサマ」)。人生を豊かにする恋愛は、意外な形で現れる。不器用でどこか拗らせた男たちの、愚かで、でも心温まる珠玉の6作品を収録。
感情タグBEST3
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こじらせ男子たちの恋愛物語、短編6編が収録されている。
いずれもバッドエンドを想像させる不穏なストーリー展開になるのだが、最終的にはこれで良かったのだと納得してしまうから不思議。
タイトルが全てカタカナ4文字で付けられているのだが、「スカブラ」というのは初めて聞いた。
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世の中には本当に、「色々な人」がいるもんだ。
まずは、驚きと可笑しさが一番の感想。
個性豊かなエピソードの中で、私が好きだったのは「ハイスペ」のお話です。
彼は、自分のことを自他ともに認めるハイスペック男子だと思っており、なんと趣味は「漢詩」。あまりにも渋くマニアックな趣味ゆえに、「自分と対等に趣味の話ができる人なんて、この世にそうそういないだろう」とどこか諦めていた節がありました。しかし、人生何が起こるか分かりません。あろうことか、彼は同じように漢詩を解する運命の相手に出会ってしまうのです。
そこから二人の関係がどう展開していくのか、気になるところです。
出会いによって、プライドと戸惑いが混ざり
想像すると面白い。
Posted by ブクログ
恋バナ、と聞くと若い男女の出会いと別れを
思い浮かべるでしょうが、全く違います。
様々な年齢、様々な境遇、立場にある男性が語る
女性観の短編集がこの一冊なのです。
ハイスペ男、イケオジ、オレ様系など、今風の
ラベリングで括られていますが、そんなに単純に
分けることはできません。
結局、人の数だけ恋愛模様はあるのですが、
普通は聞かされる方はたまりません。
しかし、たとえ創作であるとしてもこうして
プロの作家が描いた物語は、人生の何らかの
深みを与えてくれるでしょう。
そんな一冊です。
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人付き合いってめんどくさい!でもそれが楽しいんだな。子がわけわかんない理論で話してきて、意味わからない面倒と思うけど、それも楽しまなきゃなと思った。
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恋愛短編集とありますが、ちゃんと新川節が効いてて思ってたのと別な意味で裏切られました!
お気に入りは「ハイスペ」
タイトルの通り、ハイスペ故の鼻持ちならない瓜生だけど、気の進まない合コンで出会ったミクがSNSに上げていた自分をネタにしたマンガをキッカケにミクのマンガが気になり始め、ミク自身に興味を持って行くのが意外でした。
あれだけ高スペックを望んでたのに、ひょんな所から付き合うことになりそうで、この先が気になります!
Posted by ブクログ
全6話の短編集。全て男性が主役で恋をする姿が描かれる。評価が低めだったので期待しないで読んだが、どれも捻りが効いていて面白かった。タイトルもカタカナ4文字に統一されており凝っている。これは面白がる読み手を選ぶ本だと思う。男性より女性のほうが刺さる?かな。
私はハイスペとスパダリが好きでした。新川さんのブランドバッグ好きがめちゃくちゃ生かされてた。ブランドバッグを経費にできる出来でしたよ、先生。
男性陣がおっぱい星人多くて、閨事の事も語られるため中学校以上。
第一話 ハイスペ
東大卒、年収が2850万。シュッとした見目の瓜生尊(29)は合コンが心底つまらなくて最悪の態度をとったのだが、後日同席した友人にこれはおまえなのでは?と送られてきたのはSMSに投稿された漫画だった。尊は本気で漢詩や街中華好きなのだが、むろんそんな女子には出会えず、恋愛に興味がない。
第二話 スカブラ
スカッとブラブラ生きるのをモットーとしている有島游(35)。つまり回りを幸せにする働かないホストみたいな感じかな。で、結婚しない?と今同居してる女に言われ、女もその連れ子も大好きなのだが、その女の結婚したほうが良い理由でハッとして、なにも言わず家出して大阪から神奈川に向かっている。
第三話 スパダリ
世界的な時計メーカーの時期跡取り、高木征爾(24)はイギリス全寮制カレッジに留学中。世界中のエリートや金持ちが集まるここにおいても彼はスーパーダーリンで、恋人のシェンファのわがままに時に友人のプライベートジェットで迎えに行くくらい。そんなシェンファにバーキンが欲しいと言われるがもちろん条件が細かくて…。
第四話 イケオジ
医者の富樫英樹(49)は愛していた妻をガンで亡くした。今は同居している姪とビーグル犬に救われなんとか生きている。英樹は、女友達には嫌われていたような妻とのあれこれを思い出しながら、婚活パーティーに行ったり、回りに心配されながら、少しずつ回復する。オペラが良い小道具に。
第五話 ハングレ
大学でも変人で目立っている沙世に近づき一晩過ごした杉山涼太(19)には姉の治療費を捻出するために大金を得る必要があった。沙世の部屋にあるでかい仏壇は十歳の時失踪したパパのものらしい。…この話はミステリ仕立てで面白かったです。
第六話 オレサマ
武田英二(28)は連載した漫画がアニメ化も映画化もして最終話を書き終えた。全て出来た人生で就活しても楽勝が見えていて、敵わないかもしれない漫画業界に挑戦したのに成功した。俺は負けたいのかもしれない。しかし6年も一緒にいる祐実は最近おかしい。しかも超面白い漫画を書く佐原とおかしいぞ。
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新川帆立が書く男性目線の恋愛短編集。各主人公の生い立ちや好きなことなど、かなり作り込まれているおかけで物語として完成度が高いと感じた。
最初の「ハイスペ」で結構引き込まれたが、中でも「ハングレ」が飛び抜けて面白かった。暴力団組織がそこまで詰めが甘いかな?とも思うが、主人公の地頭の良さが各所に感じられるので明るい未来が想像できる。女性目線で一番気に食わないのは「スカブラ」だが、まあ主人公の生き様なのかなと理解はできた。
Posted by ブクログ
おもしろくて一気読み。
ハイスペとスパダリが気に入りました。
上から目線の男性が多かったですが嫌な感じはなく、女性にはないめんどくさい考えを楽しめました。
短編集なのでテンポが良いのですが、いいところで終わってしまい少し物足りなく感じたので⭐︎5に近い⭐︎4です。
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初の新川帆立作品。
「スカブラ」という属性は初めて聞いた。炭鉱労働者に対して使われた言葉だったらしい。最後のはもはや「オレサマ」で収まるレベルではない気もする。
それぞれの話に謎が散りばめられていて、楽しく読めた。それぞれが狙い狙われるなかで、気持ちよく騙されたい、自分に見合う相手が現れない、相手をつい下に見定めるといった恋愛心理が強調されていた印象。
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面倒くさくてしょうもない、でもなんだか憎めない男たちの恋バナ。ハイスペ、スカブラ、スパダリ、イケオジ、ハングレ、オレサマ…これだけ個性的な主人公を描けるのがすごい。個人的にはハイスペくんが可愛げがあって好きだった。
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最初読み始めた時は、嫌味な勘違い系の男の話かしらと思っていたのだけど。
男性陣が皆
「ちょっとどうなの〜」と思わせつつも、なんだか憎めないというか、愛すべきキャラになっているのは、作者の男性への視線が優しいからだろうと思った。
作者の周りにいる男性がきっと良い人なんだろうな。
Posted by ブクログ
これまでの新川作品とは毛色の違う作品だと感じたが、これはこれで面白い。6話からなる男性視点での恋愛話というのも新鮮。イケオジの話は結局どういうことなのか理解できなかった。
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どの短編の男性も身近にいたら嫌な人、残念な人。
だけど、どこか憎めなくて最後にはちょっと好きになる。
新川さんの作品ではかなりライトな小説だけど、主人公の描き方はすごく巧妙だと思った。
Posted by ブクログ
「ハイスペ」
「スカブラ」
「スパダリ」
「イケオジ」
「ハングレ」
「オレサマ」
一話目のハイスぺが一番好き。スパダリでのバーキンを買い集めるのすごい。
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読みやすい、サクッと早く読み終えた。
6人の男性の恋愛話。
面白いと思うものもあったけど、好きになれないお話も。というわけで星三つ。
ハイスペは王道のラブストーリー。
ハングレは新川帆立さんらしいお話で楽しめました。
Posted by ブクログ
個性豊かな男たちの恋愛短編集と言ったところ。俺の恋バナを聞いてくれ!という熱量を感じたのは1番最初のハイスペと最後のオレサマ。個人的にはスパダリも小説ならではの設定と世界観。この短さだからこそできる展開まで含めて好きだった。新川帆立さんの作品は初めて読んだけれど文章が読みやすくて好きだ〜〜他の作品も気になる
Posted by ブクログ
文章が綺麗で淡々と読める。1時間ほどで読み終わりました。
疲れたときにちょうどいい肩の力を抜ける1冊でした。
男性の自分勝手さや女性の利己的な他人主義など、人間の綺麗な奥底を描くのがとてもお上手だなと思いました。
Posted by ブクログ
タイトルと装丁からイメージする熱量を感じたのは第一話。第六話もなかなか奇抜。
恋バナを聞いてくれっていう誘いに乗ったけど聞き役として私は役不足だったな。
スカブラもスパダリも、しょうもないわ。
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東大卒・元弁護士という異色の経歴を持ち、デビュー作『元彼の遺言状』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した新川帆立さんによる、一筋縄ではいかない恋愛短編集。
ハイスペ、スパダリ、イケオジ、オレサマなど、一見すると恋愛強者に見える男性たちが主人公だが、実際はどこか不器用でみっともない。そんな『こじらせた男たち』の人間臭さが恋愛模様とともに丁寧に描かれている。
ただ、本作の面白さは恋愛そのものよりも『本人が思う自分』と『周囲から見えている自分』のズレにある。たとえば冒頭のハイスペ編では、自分を合理的で優秀な人間だと信じる主人公が、合コンでの振る舞いをきっかけに思わぬ形で評価を覆されていく。そして物語はさらに意外な方向へ転がっていく…。
どの短編も、登場人物への印象が二転三転し、最後まで先が読めない。恋愛小説でありながらミステリー作家らしい仕掛けが効いていて、オチを予想しながら読むのが楽しかった。軽快なエンターテインメントとして楽しめる一冊で、他の作品も読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
新川帆立さんは初読み。癖強な男性たちの恋バナ?短編集。なんだか女性をなめてるような主人公が多かったので、てっきり著書は男性かと思ったら女性だったんですね。新川さん自身かなりハイスペな方のようなので、まわりにモデルになるような男性がいたのかも。
どの話もあまり登場人物に共感できず、ふーんという感じで終わってしまった。他の作品とはちょっと作風が違うのかな?面白くないわけではないんですが、刺さらなかったかな。
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イケオジはともかく、スカブラ=スカッとブラブラ生きていきたい、スパダリ=スーパーダーリン。へぇー。色んな恋愛あり、時代とともに態様は変わるけど、本質は変わらないか。
Posted by ブクログ
男性の個性的な恋愛短編集。
正直、短編はいつも消化不良感が否めなくてあまり好きではないのだが、こういうタイプの話なら逆に短編の長さが丁度いい。
『イケオジ』は、なんとも言えない切なさが余韻として残っている。
Posted by ブクログ
短編集6編
男性側に立った恋のようなもの。どれも一癖二癖ある男と変わった女との関係を面白おかしく描いている。みんな好きになれなかったが、「ハイスペ」がまだましかも。
Posted by ブクログ
ハイスペが一番恋バナって感じで分かりやすく読めた。スカブラはスカッとぶらぶら&同性愛に繋げたかったのかな、スパダリは主人公の良さも彼女の良さも分からず、異世界の話、イケオジは妻をなくした痛みからの立ち直りの話(たぶん私も亡妻のことは同じコミュニティにいたら好きじゃないと思う)、ハングレは発達障害の女の子と犯罪話、オレサマは能力値的に完璧な人にも悩みはあるもんだなと
女の国会が好きだったけど、これは不発かな~恋愛恋愛してないのはよかった
Posted by ブクログ
聞いてくれというから聞いたけど、
どうしようもない男ばかりだった。
トートあるスキルが高いうえに勘違いして
あげくSNSで馬鹿にされる「ハイスぺ」、
ここまで来たらプロだなって思えたけど
ラストはそういう展開なの?って思った
「スカブラ」、なんかもう、どういう世界の
話なの?って感じだったけど結局は男と女の
お話なんだねと納得した「スパダリ」、
もう、どういう状態だったんだと思たけど
ラスト何とか前向きに進めるためのきっかけを
得られた「イケオジ」、なんだなんだ結局
犯罪者じゃねぁ~かっ!って読み終えた後
感じた「ハングレ」、まぁこういった人種って
こんな感じでなければ創造物って作れないん
だろうなって感心した「オレサマ」。
個人的にはギャップが面白かった
「ハイスぺ」がよかったかな。