あらすじ
”「本当の自分」を取り戻せる場所はどこですか?”
日本人女性初“8000m峰全14座登頂”を果たした現役看護師で登山家の渡邊直子。
ヒマラヤで出会うさまざまな国籍の人との出会いと別れのなかで、驚くようなハプニングに見舞われながらも、
「私にとっては、日曜日に居酒屋へ行くようなもの」と語る。
学校でも職場でも家庭でもない、
自分らしくいられる「第三の居場所」を作るための人生の秘訣を公開。
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Posted by ブクログ
めっちゃ面白かった。全14座を制覇した初の日本人女性・渡邊直子さんのエッセイ集。
『記録には興味が無く、居酒屋に行くような感覚でヒマラヤを楽しむことを第1の目標にしている』と書かれていて、本当にそれを実践しているのがすごい。サードプレイスがヒマラヤだなんて格好良すぎる。
特に、登頂予定のキャンプで待機していて、他国の登山隊2チームが記録を目指して、同日にアタックすることになった日の出来事が強烈だった。渡邊さんは「私は記録を目指しているわけではない」「癒されるためにヒマラヤに来ている」と初心を思い出し、その日は身を退く決断をするんだけど、その決断が自身を助けることになる。
ヒマラヤで死なない為の生き方として、自分を律することの大切さを語っている。自分の欠点を受け入れて、自分なりの対策を立てることが大切。登頂の成功の鍵は、技術や攻略ではなく、シェルパとの人間関係を大事にすることだという。推しシェルパの章もめちゃくちゃ面白かった。
また、本業は看護師で、お金をコツコツと貯めてヒマラヤに来ているのもめちゃくちゃすごい。自分なら日々の仕事に押しつぶされて投げ出してしまいそう。