あらすじ
顔の良さを武器に金持ちに取り入って生きてきた小悪党のフランは、人生最大のピンチに陥った。
妖精の塚を壊した罰として、盗まれた妖精の道具を取り返すことになり、犯人である極悪人・地方領主アードキルの屋敷に送り込まれたのだ。
アードキルは美しい顔の半分を妖精の呪いに蝕まれた陰気な男で、〈不浄卿〉と呼ばれ忌み嫌われていた。
運良く彼の従者として雇われたフランだが、目的がバレたら命はない。
そう恐れていたのに、アードキルは威圧的な態度のわりにお人好しで危なっかしく、フランは次第に彼の呪いを解いてあげたいと思うようになり……。
電子限定ショートストーリー「子猫になったアードキル」、北沢きょう先生の挿絵も収録。
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思い込みには注意が必要でした
妖精が恐ろしげな存在として描かれているのが新鮮でした。尤もお目付け役のロビンは一般的な妖精のイメージに近いですし、人間側が一線を越えなければ彼らも良き隣人ではあるようで。
残念ながら呪いをアードキルに押し付けた人が登場した時点で物語の展開が読めてしまったので、後半のメインストーリーは可もなく不可もなくという印象でした。
が、素敵な表紙と試し読みの印象からフランが受だと思い込んだままで読み進めていたため、途中で解釈違いに気づいて固まること暫し。
そちらの方は予想外で、かなり衝撃が強かったです。