あらすじ
無言電話、尾行、付きまとい、監視、嫌がらせの手紙やファクシミリ……相手も自分に愛情を抱いているという幻想をもって、異常行動を繰り返す人々、ストーカー。ストーカー現象は、アメリカに続いて、またたく間に日本中を席巻した。ひたむきな愛の表現が狂気に転じるとき、人間の心には何が起こるのか? 犯罪精神医学の第一人者が、ストーカーの行動と精神病理の体系化を試みる。現代人の心の闇に、深く鋭く斬りこんだ一冊。
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Posted by ブクログ
ストーカーたちを心理的に分析する。意外とおもしろい。
犯罪心理学に通ずる一面もあり、なかなか勉強になる。
ストーカー達は総じて精神が弱く、依存的な人間達である。
自分の愛の純粋性ゆえに常識を忘れた行動をしばしば行う。
しかしその愛は純粋ゆえに狂気でもある。その狂気が人をストーカー犯罪に駆り立てるのである。
だが、ストーカーは人格障害ではない。
Posted by ブクログ
ストーカー。それは、己の欲求を満たすために対象を追跡し、我が物にしようとする人々。
一方的な電話、メール、尾行、監視、――そして傷害または殺害。何が人をストーキングという異常行動に向かわせるのか。自身もストーカーの被害に遭ったことがある犯罪心理学の権威が、その行動パターンと精神病理を生々しい実例と共に解説する、日本におけるストーカー研究の古典。
2000年に日本でストーカー行為等の規制等に関する法律――俗称「ストーカー規制法」が施行されてからも、ストーカー犯罪は近年――令和の時代も増加しており、その大半――7割近くは警告または禁止命令で済まされている。しかし、中にはそれでも止まらず、または止められず、相手を傷つけ、生命を奪う所まで至ってしまう者もいる。
ストーカーの研究は進んだが、明らかにされている彼らの本質は、古典である本書の内容とほぼ変わっていない。なので、当人または友人知人がストーカー被害に苦しめられているようなら、まずは本書を参考にしてみてはいかがだろうか。
Posted by ブクログ
内容は残念ながら古いです。
法律施行前のお話だからね。
性的な犯罪の部分は
少々えげつない書き方も
されているので場合によっては現在の尺度だと
ひっかかる気がするんだよなー…
分類化されているけれども
精神病と紐づいている場合はまだまし。
対処のしようがあるケースが多いから。
その他はもう救いようがないからね。
サイコパス系のそれはあの性犯罪も絡むので
頭抱えてしまうからね。
今はもっとひどいと思うよ。
スター・ストーキング。
ネット上でも立派なそれだと思うの!!
Posted by ブクログ
犯罪心理学などの著書もある作者の本。
被害者と加害者との関係からの分類や加害者の人格障害のパターンからの分類など類型化した上で、どう防いでいくかという話。
作者自身もストーカー被害にあったことがあるそうで、他の著作より切実さが伝わってきた。
元々ストーカー規制法ができる前に書かれているので、補筆で規制法ができてからの話が追加されている。
統計の暗数の問題、人格障害が即ストーカーと判断しないよう警鐘だとか、逮捕後の加害者を精神分析している立場からの肌間感覚と警察白書などの統計量との差について少し示唆しているが、それについては判断するデータが提示されていなくてモヤモヤするところがある。
Posted by ブクログ
前半はストーカーの類型体系化。
中盤は犯罪統計からの概観。
後半は対策。
一口にストーカーと言っても、様々な種類がいるわけだな。
サイコパス系やら、パラノイド系などなど。
どれもこれもと言うわけではないが、どんな人も軽度の可能性は秘めてるような気もするな。心の秩序とやらのタガが外れる瞬間には、脳内でどういったことが起きてるかが知りたいね。
そうなると、心理学ではなく脳科学なのかな?
法務局の犯罪白書ってのは、興味をそそられる。この統計によると、殺人被害より圧倒的に自殺率のが高いよな。
出生率、殺害率、自殺率。統計で見ると、日本は世界に比べ殺害犯罪は圧倒的に少ない安全国ではあるが、死んでる人をひっくるめて見ると、実に先行き暗い国だな。
ナルシストには気を付けろ。
ストーカーになる素質あり。