あらすじ
新発見、未発表作品! 人生に必要なのは、華やかな装いでも、飾り立てた言葉でもない。人は心の赴くまま、自由に生きていいのだ──。著者が生涯をかけて追求した人間の真実、魂の言葉。一周忌追悼企画。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死後発見されたという1992年当時の語り卸し。
私は実は曾野綾子さんの本はあまり読んだことはないのだけれど、
この本を読んで、なんと「自然体」なのだろう、
というのが率直な感想。
そう、自然体、という言葉がふっと頭に浮かんだ。
年齢を重ねる、ということは伊達ではない、と思う。
むろん中にはそうではない、悪くなる人もいるが、
しっかり自分をもって歳を重ねれば、
相手に対しても自分に対しても無理のない生き方ができる、
というものだ。
政治的見解にはいろいろあったようだが、
この本に書かれていることはおおむね納得できる。
第一章 好きなことに正直に生きる
(人生に優先順位をつける;植物も人間も性根は変えられない;原点をいつも意識する;自分を生かせるところを選ぶ;少し無理した精神ダンディズムを楽しむ)
第二章 世間に縛られず、心を自由に保つ
(自由を確保するために、お金は必要;金銭感覚は常に庶民的に;小説家と詩人に「汚職」は意味がない;大事だけれど、つまらないこと;返してもらうことを期待してはいけない;自分を捧げられるものを厳選する;悪魔に出会って、人間は一人前になる)
第三章 与えられた人生を受け入れる
(なぜ小説を書き続けるのか;執着を断ち、「この世を軽く見る」という習慣;人間はきれいごとではすまない;シスターに学んだ現世のはかなさ;与えられた運命を受け入れる)
第四章 命をかけるということ
(男が行くところは女も行け;人が発見しない価値観を見つける;小説を書くことと家事のバランス;先入観で判断しすぎていないか;極限を見ることは人生を豊かにする)
第五章 人間関係の心得
(その人がよいということをしてあげる;他人のことは百パーセントわからない;知らない部分があるから友情は続く;最後まで支持するのが友人;難民キャンプで考えた友情の真価;山小屋で交わした青年との人生話)