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死後49日間、死者の姿が見える不思議な町…。主人公菫のクラスメイト豊村くんが亡くなる。自分のお通夜で、明るくクラスメイトたちとふざける本人にも周りの人たちにも悲壮感は全くなくて、他の死者たちとも皆、道々普通に挨拶をする^ ^
49日間一緒に過ごすことによって、49日分悲しみが減るのか…それとも残酷な...続きを読むのか…? 大切な人との別れはやっぱりすごく悲しくて、葛藤する人達の姿に涙するんだけど、それでも自分の周りや前に目を向ける姿に清々しい気持ちにもなります。
菫と豊村くんとのことが描かれてる1話目がもちろん1番好きなんですけど、2話目3話目もすごく良いです! 感動します!!
この奇跡の49日間はすごく優しい時間だなと思いました^ ^
同時収録の、2つの短編もすごく好きです^ ^
強さがコンプレックスの柔道女子、何にも執着しないヒロイン、特別な出来事は何もないのに、登田先生の作品はなぜこんなにもせつなく心揺さぶるのか…。
匿名 2022年12月28日
「いずれ来る別れをただ恐れてあの49日間で彼が私にくれた沢山の想いや繋がりを簡単に手放すことだけはしたくない──」
両親を亡くした主人公の成長物語。
短い話ながらもその過程は性急でなく無理ない展開で、しかも一話一話が夏空に浮かぶ真綿の雲にいろいろな想いがしみこまれていくようだった。
Posted by ブクログ 2012年11月20日
独特の世界観に目を見張った
こんな風に生と死を描けるなんて、凄い!!
最後、でなく、最期ってトコが、ただでさえ切ない内容に、更に深みを与えている
少し固さをあえて残しているような線が、逆にこの内容に合っているなんじゃないだろうか? 私はそんな風に感じた
表題作もグッと引き込まれた(特にそれまでの二話...続きを読むを巧く束ねた最終話が秀逸)が、個人的には、『そこに恋あり』で登田先生に惚れた
Posted by ブクログ 2012年10月04日
作者がとても好き。
お話もいいです。
現実を受け入れるための、ほんの少しの猶予。
現実を変えることはできないけれど
優しい時間が流れている町。
すてきなお話を考えるなぁ。。。
Posted by ブクログ 2013年03月19日
菫の住む町では死後49日の間に亡くなった人の姿を見たり話をすることができる。死後も会えるなんて嬉しいことだけど49日という短い時間が残酷過ぎる。好きだった豊村が亡くなってから前向きに成長していく菫。幸せになって欲しいな。