あらすじ
「お金持ちになってユキちゃんと結婚する」――それは、子供の頃のたわいのない約束。でも、一度も忘れたことのない、大切な記憶だ。大好きだった幼なじみとの約束を果たすため、春人(はると)は、ディベート教育を授業に取り入れた国策校、「国立争論高校」を受験した。争論高校は、もしも優秀な成績で卒業できれば将来は総理大臣になるのも夢ではないという、超エリート校である。運良く補欠合格することができた春人が、入学初日に教室に入ろうとしたところ、備え付けの端末から、いきなりディベート問題を出題される。そう……ここは何をするにもディベート力を試される高校だったのだ。それでもなんとか第一関門を突破した春人が教室に入ると、目の前に広がっていたのは腐りかけの床。そしてそこに並べられていたのは机ではなく、ダンボール箱だった。はたして春人は学校の最底辺から這い上がり、幼なじみとの約束を果たすことができるのか……?
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Posted by ブクログ
程好い終わり方の1巻のみの作品。システムが『バカとテストと召喚獣』なんてどうでもよくて、アホらしいテーマを真摯に論理的に主張し進む展開は、他の漫才的掛け合いだけで進むラノベ群に無い面白さがあった。気に入りました。
Posted by ブクログ
ディベートを授業に取り入れた高校が舞台のラノベ。
うれま庄司さんの挑戦第2章(笑)
前作の「彼女を言い負かすのはたぶん無理」に続くディベートが題材のラノベで、相変わらず色々なところにケンカを売っています(笑)
でも、前作と比較してしまうとパワーダウン感は否めません。
ディベートを主にしたいのか、コメディを主にしたいのか、恋愛を主にしたいのか視点が定まりません。
すべてが絡み合うときっと面白い出来になると思うのだが……