【感想・ネタバレ】笑いの花伝書のレビュー

あらすじ

浅草芸人たちの、軽演劇で練られたコント。エンタツ・アチャコの、自由自在に脱線するボケ。コント55号の、ボケ役に常識人キャラ・坂上次郎を配する役割分担の妙。立川談志の、ルールの裏側を暴いて嘲笑するアフォリズム。林家三平の、地口を駆使したなりふり構わぬボケ倒し。松元ヒロの、天皇までも標的にする果敢なツッコミ。赤塚不二夫の、本音しか存在しない狂気の世界。実例多数収録、笑いを語る基本文献の登場!

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Posted by ブクログ

おかしさとは、不自然なこと

モリエール
人間の内面の不自然を抉り出して多くの典型を創出し、笑いの標的とした。好色、ケチ、傲慢、偽善、虚栄、こういったキャラクターがモリエール喜劇の主人公になっている cf. 守銭奴、タルチェフ、女学者

映画の発明
サイレント ギャグ

チャップリン 時代風刺 「独裁者」「モダンタイムズ」
感情移入させてからのギャグという二重構造
演劇の世界では、感情移入させるだけの主人公を生み出して二重構造を作る。園芸のジャンルでは芸人自身の個性によって二重構造を作る

ボケとツッコミ 常識と非常識

フリとこなし cf. 欽ちゃんと二郎さん 常識人の二郎さんを欽ちゃんが追い込む

ツッコミはツッコむのではなく、次のネタを振るのが役割なんだと思う(萩本欽一)

客を笑わせるには、裏で120%努力して、舞台に立ったら肩の力を抜いてせいぜい60%ぐらいで演っているように見せる。これがコツ(由利徹)

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2014年01月11日

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