あらすじ
イギリスで黒人のドアマンに襲われかけ、インドで旅行代理店に軟禁され、ニューヨークでマフィアの危ないバイトを手伝うことになり、タイのゴーゴーボーイで衝撃のステージを目撃し、ベトナムでは逮捕されそうになる。
「もうお嫁には行けない」ようなエピソードを惜しげもなく放出した、刺激的かつ楽しく笑える1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
姉から拝借。
「旅行記」というには枠からハミですぎていて、いつかTBSのクレイジージャーニーにお呼ばれしないかと楽しみに待っております。
ハードな内容もこの文才だから面白おかしく読めてしまうのかなと。よくこれだけの危ない橋を渡って大きな事故や事件に巻き込まれていないのかミラクル具合が不思議でならない。
元マフィアの彼女で現映画監督の斉藤さんについてはネット検索したところ自主制作映画で海外の何かの賞を2年前に受賞していて、みんなみんな逞しいなあと感心しきり。
「漂えど、沈まず」
また書籍を発表してほしいものです。
Posted by ブクログ
わたし自身、海外旅行は1人で行くと決めて今や8カ国を回っている。海外に行くと様々なトラブルやハプニングがありそれらを経験してるものの、悔しいがこの本はその上を行くかなり面白い内容である。
最初は、
わたしは普通の旅行者では行かないこんなとこに行って、他の人じゃこんな経験してないでしょ〜のような自慢とも取れない内容だけかと思っていたが、この"昔悪だった武勇伝"とは感じずに面白ばなしを取り上げている。最後までのめり込んで読んでしまった。
"危ない目その9"がかなり面白い。日常で出会ったことのない情景を思い浮かべながらかなり笑ってしまった。麻雀のルールがわかればなお面白いのかもしれない。
この本で1番いいと思うのは、最後の最後ではかなり考えさせられること。結局のところ、人間は鳥のような帰巣本能があり、生まれ故郷を想う気持ちはなくならないということかもしれない。
海外での行動力は日本でのそれとは異なる資質が必要と思っているが、それは経験値もさることながら、その人がどう生きてきたかがかなり大きな要素となると感じた。こういう世界もあるのか、それが本書を読み終わった率直な感想である。