あらすじ
「神が人を殺した。これは神々の殺人の始まりだ」連続殺人の刺殺体の上には奇妙なメモが残されていた。十津川警部はメモを手がかりに出雲へ。そして無人島・祝島に辿り着き、島の神主の息子を容疑者と特定するが…。
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Posted by ブクログ
相変わらずの西村京太郎クオリティ。
いつも通り(爆)十津川警部の推理だけで捜査が進んでいくのだが
今回は裏付けもそこそこしっかりしていたので説得力はあった方かな。
ラストはやっぱりだいぶ都合がいい展開だったけど。
ブルートレインの中で殺人が起きたのに現場保存はしなくていいのか、とか
鑑識を呼ばなくていいのか、とか思ってしまうのは
きっと警察小説の読み過ぎなんだろう(笑)。
なんだかんだで筋書きは面白いので
あまり考えないで読むには西村京太郎作品はうってつけだと思う。
今回は神道の薀蓄がたくさんあって面白かった。
出雲の神有月の話は知っていたが、
八幡神社が全国に四万社あるなどの話は初耳だったので興味深い。
そういやうちにも神棚あるけど拝んでないなぁ。
ちゃんとやらなきゃ。