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Posted by ブクログ
本・書店への惜しみない愛情が詰まった本。題名の通り、本屋に行ってこの本を買ったほうがいい(笑)。本屋がいかに知識の宝庫か、本がどんな上司より頼りになる存在か。前半はそういった書店・本の良さを伝えていて、後半はその使い方を深く説明。ところどころ、著者の本に対する愛情が溢れて暴走気味になっているのも逆にいい。
自分は2年ほど前から本を漁り読むようになったんですが、この本に書いてある心意気・考え方には非常に共感しました。本屋は最高です。
もちろん、神保町も最高。三省堂、書泉グランデ、東京堂書店がおすすめです。
Posted by ブクログ
少々説明がくどい部分もありますが、語り口が柔らかいところに好感が持てるのと、いくつか共感できる点があったため、4点としました。
まず、東大合格を多く輩出するような進学校は、周りが当たり前のように勉強するため、それがいい影響を及ぼして自分も当たり前のように勉強する、といった内容はなるほどなぁと思いました。(実はこの部分は本書の主張のメインでは全くないのですが)
また、著者は近年の本の売上数減少について、読書人口の現象が書店の質と本の質の低下を招くと危惧していますが、その通りだと思います。
私の知人でも本は全く読まないと言っている人が何人かいますが、その人達にこの本を読ませたら、どうなるのかなぁと思います。
著者の書店と本に対する愛情を感じることができ、ますます読書がしたくなるような本でした。
Posted by ブクログ
作者である齋藤孝氏がいかに書店マニアであるかが伝わる本だった。私も書店好きを自負していたが、洋書や児童書のコーナーにまで足を伸ばすことは考えたことがなかった。この本を読んで、また新たに書店に通う楽しみが増えたとともに、関心のないジャンル(健康系や理系)の本を手に取るインセンティブが出来たことを嬉しく思う。
この本で特に関心を持った項目が、「1冊は10~15分でさばける」という項目である。「新書や選書は知識を得ることを目的としていることから、気になる項目をピックアップして読む」ということが紹介されていた。速読とも異なり、本を全て読む必要はないということである。批判するつもりはないが、私は新書だろうが小説だろうが全てを読む。それは、読書という行為に楽しさがあることと、興味のある項目以外にも自分のヒントになる・興味の幅を広げる言葉があると考えているからだ。この読書方法を変えるつもりはないが、読書の多様性・可能性を考えることができた。