あらすじ
『桃太郎』や『ウサギとカメ』など、慣れ親しんだ物語の展開についつい「そういうものだから」と流してしまうことは多いものです。しかし「なぜ、桃太郎は柿でもなく、スイカでもなく、桃から生まれたのだろう?」「『ウサギとカメ』のウサギは、なぜゴール直前で寝てしまったのだろう?」「おとぎ話に出てくるキノコはなぜ水玉模様なのか?」など疑問を持って見てみると、隠れた面白さが発見できるかもしれません。農学博士である著者は、次々に湧いてくるこれらの疑問を生物学的に考察していきます。本書で紹介するお話は『白雪姫』をはじめ『三匹の子豚』『舌切り雀』『アリとキリギリス』『竹取物語』など、誰もが一度は見聞きしたことのある、なじみ深いものばかりです。もう一度童心に返ってその世界に触れてみれば、物語の新しい魅力を発掘できるでしょう。『おとぎ話の生物学』 を改題。
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Posted by ブクログ
自分よりちょっと年上の、理系のお父さん先生が書いた本です。昔話を娘に読み聞かせると言うことを発端に、科学的というかいろいろ妄想しながら検証していく内容です。空想科学読本よりはオタク度がちょっと低いかなぁと言う感じ。ほんわかした気持ちで読めます。タイトルの桃太郎の話も、なぜ桃なのか、みかんではいけないのかと言う内容ですが、イザナミとイザナギの話が登場するところも深いなぁと思いました。
Posted by ブクログ
確かになぜ桃から生まれたのだろう。と気になるタイトルの本。それ以降もウサギはなぜ亀に負けたのか?など言われてみると確かに不思議に思うことが多くて謎が解明できて楽しかった。
何事にも理由があるのは面白くて勉強になる。
日本狼について、タヌキなども面白かった。