【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズとハイゲイトの恐怖 上のレビュー

あらすじ

ホームズ物語×クトゥルー神話、待望のシリーズ最新作!

作家ラヴグローヴが手にしたワトスン博士の手稿には、ホームズとワトスンが古き神々と戦った日々に起きていたもうひとつの事件が描かれていた。始まりはハイゲイト墓地から失われた三つの死体だった。ホームズは犯人が投与した真菌類の胞子で死体がクリーチャー化したことを暴くが、これは巨大な陰謀の一部にすぎなかった!《クトゥルー・ケースブック》三部作を補完してさらなる深淵に誘い込む、待望のシリーズ最新作!

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Posted by ブクログ

無敵なもの同士の対決で決着はつくのかい!と設定に文句を言いながらも読んでしまうのは何故だろう。ホームズがクトゥルーの神々と戦う〈クトゥルー・ケースブック〉は3部作で完結したのだが、補完するような最新作を見つけてまた読んでしまう。

作家ラヴグローヴが新たに入手したワトソン博士の手稿にはハイゲイト墓地に始まるホームズと神々のもうひとつの事件が記録されていた。ハイゲイト墓地から3つの死体が消えた。ホームズは死体が真菌類の胞子によってクリーチャー化したことを暴くが、それは恐るべき陰謀の幕開けにすぎなかった!

この話、正典として描かれた事件の登場人物も多く現れ、ワトソンが書かなかった事件の真相やその後が語られる。例えば「ボヘミアの醜聞」でお馴染みのアイリーン・アドラー、「ブラック・ピーター」のピーター・ケアリ、「隠居絵具師」のジョサイア・アンバリー。

ホームズが唯一恋した?女性とまで言われるアイリーン・アドラーが変装の名人になった理由がわかる。彼女の身に何があったのか!そしてグリーンランド沖を航海中のピーター・ケアリ船長の船で起きたこと。北極海から彼らが持ち帰ろうとしたものが太古の神々を目覚めさせたのか。さらには神々を崇める宗教団体を統べるアンバリーの超常的な脱走劇とホームズ暗殺計画。正典と食い違わないように描かれた彼らのもうひとつの顔がわくわくして楽しいのです。

クトゥルーからは、黒き豊穣の女神シュブ・ニグラスが出てきます。いいですねー。

上巻はここまで。手先のような人間との対決は解決するも、真菌類の胞子やシュブ・ニグラスをはじめクトゥルーにどう対処するのか。さあ、これから下巻。

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

探偵×クトゥルー神話最新作。
命の危機に何度も瀕するホームズ+彼に危機が迫ると暴言を吐き、殺人すら厭わない狂犬ワトスンの様式美に「The Woman」も加わり、事態はより複雑に。面白い。下巻も楽しみ!

ネタバレしたくないのであまり言えないのですが、「正典の物語は実はフェイクで、事実は……」とワトスンが語ったり、彼らとコナン・ドイルとの文のやり取りやオスカー・ワイルドの存在なども匂わされていて。現実とフィクションと神話とが上手い具合に、正に”混沌と”していて面白いです。

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2026年03月01日

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