あらすじ
「今、リスティング広告は最大の効果が出ている」と自信を持って言えますか?
リスティング広告の誕生から10年がたち、検索市場も成熟してきました。参入企業の増加、広告システムの進化、スマホの普及など、リスティング広告を取り巻く環境はますます複雑になっています。
「リスティング広告の運用や結果についてきちんと把握できていない」
「勉強しなければならないが、何から考えればいいかわからない」
という悩みを抱えてはいませんか?
最近よく話題に挙がるのが「インハウス」(内製化)という考え方です。インハウスと言うと「すべてを自社内で抱え込む」ことをイメージされることが多いと思いますが、本書ではそうはとらえず、以下の3タイプに分類しています。
・ヘビーインハウス(自社完結型)
・ライトインハウス(代理店協働型)
・ミドルインハウス(代理店併用型)
完全なインハウス化をしようとすると、人材、情報源、ノウハウ、継続性など
さまざまな問題や課題が立ちはだかります。規模や状況に合わせたさまざまなインハウスタイプを知ることで、広告代理店との協働運用の場合も、今よりもすっきりと役割を整理できるようになります。
「インハウス」を切り口に、自社のビジネスを見つめ直しましょう。
Chapter4では、実際にインハウス化に取り組んでいらっしゃる担当者のインタビューを掲載。成功のポイントだけでなく、インハウス化によるリスクや課題など、リアルな話が満載です。
実践的な運用のポイントもふんだんに盛り込んだ、日本初のインハウス・リスティングの教科書が登場です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
少しずつ理解を広げていってます。
この本は、広告運用をどの程度アウトソースするか、その程度ごとの長短、留意点をまとめてくれてます。
しかし、まったく自分が関与しない仕事であるからこそ、組織運営の共通性に気づかせてくれる本になりました。
丸投げ体質になるとどういう結末が想定されるかもそうだし、仕事をどう楽しんで、あるいは楽しくなるように、アサイン、分業と職務の幅、人材育成といった課題に取り組むか。あるいは、ひとつ上のレベルにステップアップするために、どんな風に日頃の仕事と向き合い、自分を高めるか。
特に、代理店丸投げみたいな状態は、コンサル丸投げという監査業界にもありがちなこと。本当の意味でパートナーといえる関係についても、結局は単なる作業者やうまくやっといて、みたいなものではなく、意見を言い合える、特に代理店、コンサル側からモノが言える関係だと信じているし(ま、これもどういう目標を持つかにもよるんでしょう)、そのためにどんな風にパートナーを選ぶかについての経験談も参考になる。
以前に広告関連の書籍を読んだときにも、同様のことを感じた。組織運営の根っこは同じだ。だから、リーダーシップとマネジメントが共通基盤になるんだろう。