【感想・ネタバレ】都市空間のなかの文学のレビュー

あらすじ

二葉亭四迷「浮き雲」と言えば「近代的自我の発見を告知した作品」というのが常識だったときに著者が用いた方法は、二階の下宿(主人公内海文三は二階に下宿している)という住まいの空間を解読する事で作品を逆照射するというもの。実体としてとらえられてきた人間の自我を空間とことばの網の目によって決定されている関係性としてとらえ、ベンヤミン、バルトからフーコーまで現象学や記号論の成果を縦横に駆使して日本近代文学の流れを都市のコンテクストに即してたどる壮大な試み。

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Posted by ブクログ

文学作品内における都市空間表象論の古典的名著。
少々難解ですが、読めば小説の読み方が変わるほどのインパクトがあります。

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2022年06月08日

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