あらすじ
健康で、安心して生きていくために。
放射線については、その問題について専門家の間でも意見が分かれています。結局のところ、放射線とどのように向き合って生きたらいいのか?
長年、免疫の研究をしている理学博士がこれからの生き方を提言。
低線量放射線の影響とその克服法、福島の現状と支援方法、免疫力を上げる実践法を紹介します。
どの放射線関連本よりも優しく、わかりやすく、実践的に書かれた本書は、福島をはじめ被災地で生きる人々、さらには日本人に、正しい知識と危機意識、生きる勇気を与えてくれます。
※【ご注意】この作品には一部図表が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
物理畑と生物畑で見る放射線の影響は違う。生物畑でも分子生物学とその他では違う。生命そのものの力というのはもっと複雑な働きをしていて、力強いものなのだなと思った。
Posted by ブクログ
読んだ印象としては、原発事故の過剰反応はよろしくないということ。セシウムとかシーベルトとか具体的な数値は覚えられないけど、ぼんやりと頭には残ったかな。
病は気からということかな。
Posted by ブクログ
放射能、放射線=危険 というざっくりとした認識を免疫学の専門家が放射性物質、それにまつわる研究論文を当たって、正しくない情報と正しい情報を整理しつつ、人間の持つ免疫力と放射線が与える影響を書いてくれている。福島の放射線量はチェルノブイリと比べて圧倒的に少なく、かつ、食生活との対比や、実際のホールボディ検査などを踏まえて非常に危険性は低いと。広島の被曝データにもあたっていたり、幅広くできる限り正しい情報を取捨選択しているように思える。
現在の低線量放射線も生きて行く上でのリスクの一つと考えて、バランスをとって冷静に対処していくのがいいし、それらに対抗できるような人類が獲得してきた免疫力って凄いことが分かった。何気に、福島の食べ物の方がちゃんと検査されて出荷されてることを考えると、他のものより安全と言えるという所もなるほどなと。