あらすじ
「お客様は神様」を終わらせる。武器は頭脳と誠実さ。
暴力事件でクビ寸前の男が、カスハラとパワハラに立ち向かう。
働くすべての者たちへ贈る、最強のデトックス・エンタメ!
北海道の家電量販店・R電器。係長の十南幸助は理不尽な客から後輩を守るため、暴力事件を起こしてしまい、クビ寸前に追い込まれる。
そんな十南に用意された再起の場は、「特別お客様相談室」、通称・「カスハラ対策室」だったーー。
パフェを愛する天然な部下・寒川夏海とともに、十南は悪質クレーマーや現場に潜む不正に立ち向かう!
心に電気をつける痛快お仕事小説!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
暴力事件でクビ寸前の主人公が、仕事を通してカスハラ、パワハラに立ち向かっていくお仕事小説。
読後は、同じ働く者として、とても大切なことを学ばせてもらったように思います。
何度も同じことを聞いてきて自分の時間を奪ってくる顧客に、嫌な顔ひとつせず誠意を持って対応する部下。
可能性がゼロでない限り、思い込みを捨てて必ず確認を怠るなと教えてくれる上司。
案件を重ねていくうちに、できることが増え、自信がついてくる主人公。そして、それは決して自分だけの成果ではなく周りが助けてくれたからこそ成し得たものだと自覚できたこと。この場所でこのメンバーで働けることを誇りに思えたこと。そして、これからも一緒に働き続けたいと感謝の気持ちを持てたこと。
働くことって本当にしんどくて孤独で。辞めたくなることばかりですが、この主人公みたいにいつか自分にもそう思える仲間と心の底から楽しい、やり続けたいと思える仕事にまた巡り会いたいと思いました。
以前の楽しかった職場を思い出して、再スタートを切りたくなる一冊。