あらすじ
ゆみちゃんは、幼稚園にかよう3歳の女の子です。ゆみちゃんは、幼稚園バスがおむかえにきても、幼稚園についても、お友達が外であそんでいても……くちをぎゅっとむすんだままで、元気がありません。そんなゆみちゃんを見て、ママはいいことを思いつきました。ゆみちゃんのてのひらに、マジックで、にっこりするおまじないをかいたのです。それからゆみちゃんは、ちょっとずつですが、幼稚園でもにっこりできるようになりました。でも、まだお庭であそんだことはありません。みんながあそんでいるのを窓から見ているだけです。あるひ、ママが、ゆみちゃんの手に、いつもとはちょっとちがう「スペシャルマーク」をかいてくれました――ないてもいいよのおまじない。「ないてもいいの?」おどろいたゆみちゃんは、ママにききかえしました……。『ちょっとだけ』(福音館書店)の作者が、自身の実体験をつづったお話。心にしみる一冊!
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Posted by ブクログ
元気のでるおまじない、にこにこマーク、泣いてもいマークで、ゆみちゃんは少しずつ元気になっていく。息子の幼稚園の頃のことを思い出しながら、涙ぐんだ。
Posted by ブクログ
我が家の娘の手にも入園当時に“にこちゃんマーク”を書いていたことを思い出しました。
まだ3歳。いろんなことを我慢したり、がんばったり、成長していく小さな姿を見守る親の気持ちに泣いてしまった一冊です。
“にっこりマーク”“泣いてもいいよマーク”いくつになっても大切なマークですね。
いつも子どもに怒ってしまう私に原点を見つめなおさせてもらった絵本でした。
Posted by ブクログ
幼稚園がちょっと苦手なゆみちゃん。
でも、おかあさんが あることをしてくれて・・・
子どもの心と親心、どちらの気持ちもしっかりと伝わってきます。
自分はどっちの気持ちになって この絵本を読む(聴く)のでしょう?
少しずつ、ほんの少しずつ 成長していく子どもの心。
そしてそれを見守る、おかあさんの気持ち。
子どもに向かって大きく手を振るおかあさんのページ、
すごく分かります。
子どもへの溢れるような愛を感じて、泣けそうになりました。
先輩の絵本講師さんに読んでもらいました。
Posted by ブクログ
ゆみちゃんは幼稚園がちょっぴり苦手。
先生に挨拶もできないし、口をぎゅっと結んだまま誰とも遊ばない。
でも!お母さん、いいこと思いついちゃった♪
毎朝、ゆみちゃんのてのひらに“ニコちゃんマーク”を書くことに。
すると、ゆみちゃん。何だか勇気がわいてきて楽しい毎日に!
お母さんってスゴイね