【感想・ネタバレ】鈴木敏文 商売の原点のレビュー

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Posted by ブクログ

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オススメの一言
「いい人」というのは、仕事ができない

 「「いい人」というのは、仕事ができない」、オススメの一言にあげた言葉だが、この言葉に反論を覚える方も多くいるだろう。仕事においての「いい人」は口うるさくなく、話のわかる、そんな優しいイメージだろう。しかし、その人が自分に対して文句を言ってこない、あまり干渉してこない、だからいい人なんだと思っている場合も多くある。
 
セブンイレブン会長の鈴木敏文は、仕事のできる人とはしっかりした自分を持っている、それを具体的に提示でき、絶対に妥協を許さない「うるさい人」だと言っている。

 著書を読んでいると、著者の妥協を許さない、徹底した仕事の様子が伺える。商品の質や、顧客のことを考えた商品配置、商品開発等もあるが、何よりも基本を確実に実行することだと著者は伝えている。ちなみにセブンイレブンは品ぞろえ、鮮度管理、クリンリネス(清潔)、フレンドリーサービスの基本四原則を掲げているが、その中の一つでも欠けたら、顧客の信用を失ってしまう、顧客が他のお店に行ってしまうのである。

 著者の徹底した仕事の様子も読んでいて驚いてしまったが、他に私が興味を持ったのはマネジメントの部分である。これからゼミナール連合会という、ゼミ大会の運営等をする組織で副委員長として活動をしていくことがこの前決まったのだが、特に人づきあいも上手くなく、どちらかというと今まで上に立つこともなく活動していた人間に何が出来るのだろうと考えていたのだが、著書の中で「相手の自発性を引き出すことができるのは、自分が仕事に対して熱意をもって取り組んでいるときだけです。」という文章を読んだとき、なんだがはっとさせられた。

 この文章の後には、自分のやりたいことを明確にし、それを熱意をもって相手に接すれば相手の協力を得られる、といった補足や、他の部分だとみんなが一つのことに関心を持ち、問題が起きた際には自分の問題として徹底的に話し合い、解決することが必要だ、というような内容も書かれているのだが、その一つひとつの言葉に説得力があり、読んでいて共感させられてしまう。

 3年生になって、サークルやバイト等で上の立場に立つことになった人も多いのではないだろうか。はっとさせられる言葉や行動が多く載っている本なので、今上の立場に立っている人も、これから先社会に出ていく人にも読んでほしい一冊だ。

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2011年08月09日

Posted by ブクログ

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とても分かりやすく書かれていて一日で一気に読むことができた◎ 一見すると当たり前のことのように思うかもしれないが、基本の基本を徹底的に押さえることの大切さを教えてくれた。

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2012年11月25日

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