あらすじ
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福島第一原発事故のあと、日本では原発反対の声に押されて、稼働率が一時、ゼロにまでなりました。しかしまた再稼働の声は高まっています。本書では再稼働を踏まえ、理工系なら知っておくべき原子力の基礎から最新の小型原子炉の情報までを解説していきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
理系というよりは、文系の人にお勧めしたい本。
よくニュースで見ていて疑問になりそう事が網羅しており、手軽に読める。
内容もしっかりしており、難しい話は出てこないようにしているで読みやすい。
Posted by ブクログ
筆者は、日米両国においてひたすら原子力畑を歩いてきた人なので、何とかこの素晴らしいエネルギーを、安全に役立てていきたい、という思いで書いているのが伝わってくる。全編を通して、62の「?」に答える形で構成されているのだが、「理工系のための」とあるように、ちょっと普通の人では質問しないような「?」も含まれている。例えば、「中性子の減速はどのようにして行うのですか?」とか「核分裂が進むと未臨界になるのでは?」といった「?」は、前提となる知識がなければ、到底発せられることのない質問である。サイエンス・アイ新書シリーズの特徴でもある図やグラフもフルカラーでふんだんに掲載されているのだが、残念なことに私にはほとんどよくわからない。とはいえ、原発再稼働問題で揺れる今の時代に、自分なりに化学的知識を得たいという人にとっては、有益な1冊といえよう