あらすじ
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日本全国津々浦々、地域のために、バスは日夜走り回る。
時には人の気配のない山を越えて最奥の集落へ。
時には海岸に沿って点在する集落を結んで最奥の港へ。
旅行者のためではなく地域の生活のために存在する路線バスは情報も少ない。
公式サイトがなく、外部からは時刻も運行日もよくわからない路線もある。バス自体も中型、小型、ハイエースクラスだったりもする。
そのような、地域の奥深くに分け入って運行されているバス路線を北海道から沖縄まで52路線、乗ってレポート。
バスの本数が少なく難しいとわかっていても、沿線の集落や終点の集落をゆっくり歩いてみたくなる。そんな旅がしてみたくなる一冊です。
【掲載路線】
道北バス/銀泉台線(北海道)
根室交通/納沙布線(北海道)
沿岸バス/幌延留萌線(北海道
外ヶ浜町営/平舘地区バス(青森)
岩手県北バス/久慈海岸線(岩手)
JRバス関東/白棚線(福島)
鹿沼市リーバス/古峰原線(栃木)
西武観光バス/志賀坂線(埼玉)
京浜急行/海35系統(神奈川)
伊豆箱根バス/ケープ真鶴線(神奈川)
東海バス/西浦線(静岡県)
小谷村営バス/栂池高原~雨飾高原(長野)
信南交通/遠山郷線(長野)
日野町営バス/平子・西明寺線(滋賀)
帝産湖南交通/石山駅~ミホ・ミュージアム線(滋賀)
奈良交通/八木新宮線(奈良・和歌山)
南あわじ市コミュニティバス/らん・らん・すいせん号、らん・らん・せい太くん号(兵庫/淡路島)
御津・建部コミュニティバス/鼓田線(岡山)
鞆鉄道/沼南線(広島)
江田島バス/沖美線(広島)
平田生活バス/北浜線(島根)
土庄町営豊島シャトルバス(香川/小豆島)
伊予鉄バス/松山~八幡浜・三崎特急線(愛媛)
高知西南交通/中村駅~足摺岬線(高知)
高森町民バス/草部南部線(熊本)
長崎交通/飯香の浦線(長崎)
臼津交通/津久見駅~楠屋(大分)
西表島交通/豊原便・白浜便(沖縄/西表島)
…ほか、全52路線!
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
日本全国津々浦々、地域のために、バスは日夜走り回る。時には人の気配のない山を越えて最奥の集落へ。時には海岸に沿って点在する集落を結んで最奥の港へ。旅行者のためではなく地域の生活のために存在する路線バスは情報も少ない。公式サイトがなく、外部からは時刻も運行日もよくわからない路線もある。バス自体も中型、小型、ハイエースクラスだったりもする。そのような、地域の奥深くに分け入って運行されているバス路線を北海道から沖縄まで52路線、乗ってレポート。バスの本数が少なく難しいとわかっていても、沿線の集落や終点の集落をゆっくり歩いてみたくなる。そんな旅がしてみたくなる一冊です。
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ローカル鉄道や秘境駅ブームというのがだいぶ世の中に認知されてきていますが、そこから更に踏み込んだ深淵の闇、それが路線バスだと私は思っています。そもそも鉄道が廃止されたら路線バスになる、という時点で、最果ての路線バスが鉄道よりもずっとヤバいところを走っているのは容易に想像がつくと思います。1日1、2往復なんか当たり前。バスと名乗りながら実際はハイエース…。公共交通機関の限界を突き詰めた姿が秘境路線バスです。おそらく、限界集落が廃村になる最期のときまで、路線バスはその集落の営みを見守ることになるのでしょう。
思えば私が路線バスに興味を持ったのは、三重県津市に住んでいたときに、駅前ターミナルから「平木」という見慣れない行き先を掲示したバスを見たときでした。この本に掲載されているような路線と比べると「秘境」と言うのが憚られるぐらい普通の路線ですが、それでも行き先はお隣の伊賀市に抜ける峠道の途中のほぼ山中の集落で、「誰がこんなバスに乗るんだ…?」と驚いた記憶があります。その後、私自身が実際に乗ってみて、確かに津市の最果てにも人々の生活があるのを実感しました。
赤字を垂れ流して路線を維持することは正しいのか?そういう意見はつきませんが、維持するからこそ守られる営みや文化があるのは事実。時間があれば、そのようなものの一端を感じるために、路線バスに飛び乗って旅してみたいものです。