【感想・ネタバレ】ネズミはなぜ回し車で走るのかのレビュー

あらすじ

回し車の中で走るハムスターを見てこんなことを思ったことはないだろうか.「めっちゃ上手に走るなぁ」「走っていて楽しいのかしら」「なんで走っているの?」――.でも回し車で走るのはハムスターだけではない.ラットもマウスもニワトリもゴキブリも走っている.なぜ走るのか,その素朴な疑問に真正面から挑む.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通りの本。
以前、博士の偏愛論文で様々な動物が回し車で走ることという記憶もあり、この本をチョイス。
作者はもちろん、過去の多くの科学者の実験によるエビデンスにより仮説検証されるのは、非常に面白く、文系でありながらスラスラ読めた。
導入部分からトリコになってしまったように思う。軽い気持ちで本書を取ったが、あっという間に読んでしまい、またかなり鮮明に記憶に残る非常に良い本だった。

以下個人的に衝撃的だったこと



最も衝撃的だったのは、回し車のあるゲージで、餌を1日1回短時間だけ与えてしまうこと。そうすると、ねずみは回し車を回し続け、餌の時間帯を無視する。結果、餓死する。
これは、走った後の吐き気のような不快感のせいで、体の時間リズムが確保できないことと、脳内快楽物質がずっとで続けて、食事の優先順位が下がってしまうことがあげられる。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

誰もが感じる「なぜ」を突き詰める

「なぜ」と言う問いに対して、現象が生じる条件と目的や仕組みの観点から(とりあえずの)答えを出す。身近な疑問も突き詰めると本当に面白い。論文を多数引用しているが、想像よりも読みやすく、「はじめに」の例え話も言い得て妙。タイトルに偽りなく、徹底的に疑問に向きあう本書は、ネズミ好きだけでなく、さまざまな人におすすめできる。余談だが、回し車というとビジネス的な観点のラットレースをついつい思い出してしまう。その観点からも気になったのかもしれない。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

自分があまりにも走ることが嫌いなので、もしかしたらこの本を読んだらマラソンとか走る人の心理もわかるのかな〜、あわよくば、自分も走ってみようって気にならないかな〜なんて淡い期待もしつつ読んでみたけれど、ただ面白いだけでした(笑)
いやむしろ、好きで走っても、走ることで「嫌な味」とかが生じるのか?と、走ろうと思うのでや〜めた、に強化されました(笑)

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実験用ラットは一晩で43帰路走る。走っては休み。休み休み走る。
ラットは歓喜の超音波を発しながら走る。ランナーズハイを味わっているかもしれない。
野生のネズミも回し車で走る。狭いところに押し込まれたゆえの異常行動ではない。
ランナーズハイの原因物質はエンドルフィンではなく、内因性カンナビノイドかもしれない。
走行性味覚嫌悪学習=走る前に飲んだ飲み物を嫌いになる。
ラットは吐くことができない。吐き気を覚えると土を食べる。

相反過程理論=最初は不快でも、少しすると和らぐ。やや不快、になる。慣れると、全体に不快感は少なくなる。一方で、解放されたときの爽快感は変わらないか、以前より満足度が深くなる。サウナ、マラソン、山登りなど、苦しい過程を伴う行為を繰り返す理由。
活動性やせ症=活動すると食事が少なくなり、痩せて最後には死んでしまう。体温調整仮説、食事の魅力減退、などが考えられる。

回し車は大きく回転抵抗が少ない。夜行性なので夜にはしる。若いと活発で元気だから走る。メスは発情しているから走る。走ると楽しい。走り出すとランナーズハイになる。エンドルフィンか、内因性カンナビノイドか、ドーパミンが出る。餌を制限すると活動性やせ症のため、死んでしまう。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

それはこうかもしれないし、こうとも考えられるし、こういう可能性も考えられる…
結局、これだ!という答えは書いていないー
が、こうやって問いを立ててこうやって調べるといいよ、ということが書かれている。

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2026年02月02日

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