【感想・ネタバレ】駄句だくさんのレビュー

あらすじ

山藤章二宗匠率いる雑俳句会「駄句駄句会」の奇才・珍才たち。選りすぐった駄句また駄句に、お互いの辛口・甘口・大脱線批評を満載した傑作選!「名句秀句の本がいっぱい出てるけど、駄句ばかりを集めた本、てぇのがない。俳句本の棚に置いとけば、世の中にはボンヤリしたやつや変わり者、万引き少年なんかがいるから持ってゆくかもしれない」なんてぇ話から、この本は誕生したとか。

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Posted by ブクログ

漫画家の山藤章二さんたちを中心に作家、漫画家、落語家、文芸編集者などのお国のためにはあまり役立っていない面々が集まり結成され二十年の歴史を誇る駄句駄句会の作品を集めたもの。駄句とはいうけれど、情景が絵になるような、いいなと思う作品も多い。
例えば、
ステテコとステテコが指すヘボ将棋
大根の葉がうなだれる立ち話
街ゆけば年下ばかり秋暑し
紫陽花や色決めかねて三分咲き
蛤の居心地悪しアルミ鍋
行く度に加速度のつく年の夜
ランドセル手足の生える入学生 などなど

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2013年06月30日

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