【感想・ネタバレ】「怒れない人」の心理 隠された敵意は悩みとなって現れるのレビュー

あらすじ

自分のことをわかってもらえなくて悔しい。誰にでもいい顔をしようとつい無理をしてしまう自分が嫌いだ……。そんな怒りや憎しみを表現できずに「慢性的悩み症候群」に陥っていませんか?本書では、怒りや悩みをストレートに表現できない抑制型の人=怒れない人が、心の底に溜め込んだ「隠された敵意」に気づき、悩みを吐き出し、解消する方法を伝授する。「隠された敵意」は、厄介なことにさまざまに変装して私たちの日常生活に現れる。たとえば、惨めさを誇示する、猛烈に忙しく働く、辛さを延々と訴える、自己蔑視がひどい、慢性的疼痛やうつ病などの症状は、怒りや憎しみの間接的表現であることに気づこう。そして、無意識のうちに溜め込んだ敵意=心の借金を返すために、現実を受け入れ、不自然な努力をやめ、八方美人になるのをやめることで、心は軽くなるはずだ。過去を整理し、自分を認め、人間関係を好転させるヒントを心理学者が優しくアドバイスする。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

加藤諦三さんの本に書かれていることは、悩んでいる人の事を実に的確に表現していると思う。自分ではなかなか言葉にすることができないように思うが、氏の文章を読むと実にそうだと共感できる。
この本では、「隠された敵意」というキーワードが出てくる。抑圧がこうして心の中に蓄積されていく。そういったことも解ると感じる。

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2013年07月10日

Posted by ブクログ

典型的な「怒れない」抑制型の人だったわたし。去年この本読んだときは、当てはまりすぎて読んでて苦しくなったくらい。今、やっと久しぶりに落ち着いて読めるようになった。今は自分のためのおしゃれができるようになった。

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2013年11月30日

Posted by ブクログ

世の中にはいろいろな人がいます。
よく怒っている人、ほとんど怒っているのを見たことがない人。

しかし、同じ人間なので怒りを感じることが起こる確率は
そんなに変わるものではありません。

”ほとんど怒っているのを見たことがない人”と言うのは実は
怒りや悩みを抱えているのに何らかの理由で表現しない人。

本日ご紹介する本は、
怒れない人が、
悩みを解消する方法を紹介した1冊。


ポイントは
「嫌われる恐怖」

人は周りの人から嫌われるのを恐れるもの。
しかし、すべての人から好かれることは不可能。

全員に好かれて当たり前と思ったら、
嫌われたことだけが記憶に残ります。

よほどのことが無い限り、
人は自分が思うほど嫌いにはなりません。


「自分と他人」

「他人が重要になる」ということは、自分を抑えると言うこと。
自分を抑えると、自分の意見を主張できなくなります。

大切なのは、人にそこまで影響される自分の心の弱さを自覚することです。


「態度」

全ての人に対して、同じ態度をとらないこと。
八方美人をやめることで人間関係のストレスは激滅します。

小さい子供は、結構はっきり、
自分の意志を表現するものです。

ぜひ、読んでみてください。

◆本から得た気づき◆
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怒りは我慢するより表現するほうがマシ
悪口を言っているからといって嫌いとはかぎらない
エネルギーは自己実現のために使う
嫌われるのが怖い人は周囲の人が見えていない
人の好意で自分を守ろうとすると、いよいよ自分で自分が頼りなくなる
不幸の中で幸せになる心構え
人は事実をしやべることで楽になる
「自らの運命を背負う」という覚悟かないと、「依存と敵意」の問題に入る
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◆目次◆
第1章 隠された敵意の現れ方
第2章 自分を裏切ると心の借金が増える
第3章 自我を確立させる―敵意を解消するために1
第4章 不幸を受け入れる―敵意を解消するために2
第5章 心の借金を返す方法
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2019年02月04日

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