あらすじ
新しいショッピング街やビジネスセンターが築かれる一方、いまだ江戸の面影を留める街、東京。本書は、東京都内のJR、私鉄、地下鉄など、発展の拠点となった駅を中心に地名の由来、地域の歴史物語を拾い集める。甲州道中のひなびた宿駅から都心になった新宿。水運と街道を結ぶ「品よき地形」の品川。火事がもとで地名が生まれた秋葉原。池は消えても地名に残った溜池。サンマが“名物”という噺(はなし)を生んだ目黒の茶屋坂(ちゃやざか)。通り過ぎていた駅でも、ぶらりと途中下車すれば新しい東京を発見する。江戸・東京の地名は、開府400年の間に起こった事件や物語を伝える。そして駅名はそれらの地名と密接に関わり、地域の歴史を映し出す。駅名から意外な歴史をひも解く、好評第二弾!! ●序章 都心をめざした鉄路 ●第1章 山手線の駅名 ●第2章 都心部の駅名(山手線内) ●第3章 東郊の駅名(23区) ●第4章 西郊の駅名(23区) ●第5章 多摩の駅名
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大石学「続・駅名で読む江戸・東京」、2004.3発行。駅名一つ一つに歴史的な由来、由緒、物語が。駅名を切り口に、江戸・東京の自然、生活、文化の実態に迫る書。例えば:①秋葉原は、明治2年の大火事で焼け野原になり、東京府が焼け跡に秋葉神社を創建。以来、アキバノハラ、アキバッパラと呼ばれるように。②上野広小路(下谷広小路とも)は上野寛永寺の門前町。明暦3年(1657)の大火後、広小路の呼称が。この界隈には江戸時代から続く老舗が多い。③飛鳥山は、中世の領主豊島氏が新宮の飛鳥明神を祀ったことからその名が。
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地名や駅名にはその土地の風土や文化などの特色が反映されています。ご自分の住んでいる地名、いつも利用している最寄りの駅の名前の意味を知るだけでもその土地に少し愛着が湧くかも知れませんよ:)