あらすじ
無職の娘とダメな父。ふたりに奇跡が舞い降りた! 39歳独身の歩(あゆみ)は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに、歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、切なくも心温まる奇跡の物語。第8回酒飲み書店員大賞受賞作!
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Posted by ブクログ
『本日はお日柄もよく』があまりにも素敵すぎて、ロスになったところで、家にこの『キネマの神様』があると気づいて、めちゃくちゃ嬉しかった!!
ずっと読みたい読みたいとは思ってて、読んでなかったんだけど…。
もーう、感激!!
名画って、ちょっとハードルが高いよなーって思うけど、この本が、私の扉をそっと開いてくれる気がしてる!!
『ニュー・シネマ・パラダイス』絶対見ようと思う!!
そして…読みながら思いを馳せたこと…父と、過ぎていく時間のこと。
読んでいるうちに、昔より少し丸くなった父のことを考えた。
まだまだ元気な父だけど、やっぱり年取ったんだなって思うこともあって。退職した後ってどんなふうに過ごすんだろうか、とか、娘として、これから一緒にどんな時間を過ごせるかな…とか。
名画に込められた“時代を超える力”と、
家族に流れる“つながりのあたたかさ”。
胸が熱くなる。ずっと心に残る物語でした。