【感想・ネタバレ】大人のための文章教室のレビュー

あらすじ

くっきり伝わる書き言葉の裏技表技を公開! 仕事の依頼、お詫びの手紙、企画書に紀行文……テンマルの打ち方から人を動かす秘訣まで「文章上達のあの手この手」をオリジナル例文満載で伝授する超実用講座! (講談社現代新書)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 軽妙な笑いとパロディ・パスティーシュの手法で知られる著者が綴った、文章作成指南本。といっても小説を書くための手法ではなく、手紙や随筆、作文といった文章全般を書く際の手法を指南しているため、創作方面に興味がない人にも問題なく薦められる良書。
 「手書き」と「ワード」の使い分けや「文章上達の裏技」といったオーソドックスなものだけでなく、手本にしてはいけない文章まで紹介されていて、その幅広さが他の文章指南本と一線を違えている。
 特に「近寄ってはいけない文章」の項は、学者の論文や公用文書、新聞記事によく見られる「訛り」について面白おかしく言及していて、読んだ私もゲラゲラ笑いながらも「なるほど」と感心してしまった。

 人に文章を見せるのだが恥をかきたくない、というような人にはオススメだ。

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2011年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「接続詞があるから、文章は展開でき、つながっていくのだ。手持ちの接続詞が豊かで、それがうまく使ってあれば、読みでのあるものになる」
 「接続詞は文章の論理構造を決定している」という章は、新鮮な驚きを感じながら読んだ。著者の清水義範さんは「接続詞があるから、文章は展開でき、つながっていくのだ。手持ちの接続詞が豊かで、それがうまく使ってあれば、読みでのあるものになる」と仰る。そう言われて、自分の駄文を読んでみると、驚くほど接続詞が使われていない。ということは、私の文章は、論理構造が欠落しているのか?と不安になった。残念ながら、この感想・レビューも例外ではない。これからは、接続詞を意識して文章を書いて行こうと思った私であった。

 <です・ます>体は、礼儀正しくて、ソフトな言い方なのだ。読者に直接語りかけるような文章の場合、こちらを採ることが多い。それに対して<だ・である>体は、読者への遠慮を排して、事実を力強く言い切るものである。≫ 私は「事実を力強く言い切る」時ではなくても、ついつい<だ・である>体を使っている。私は、気の弱いオヤジだが、自己主張については恐れを知らない奴なのかもしれない。少なくとも、人それぞれ状況に応じて感じ方は違うと考えているし、だから面白いと思っている。

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2015年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

接続詞を出来るだけ多くの種類を使ってみる。一つの文は三節まで。文体特にである調にですます調を入れる際のテクニック。変換しすぎの注意。これくらいかな。役に立ちそうなことは。

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2011年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章の技法であったり、文章上達のための技術を知りたいといった人には、あまり勧められない。

文章を読むのが好き、文章を書くのが好きといった人が、清水氏独自の観点に接して、自分のものに取り入れてみたい部分を見つけたいといった人にはお勧めです。

ワープロで書く、手で書く時の違いや、メールと古典の共通点など、なるほどといった箇所に強くひかれた。

タイプ別文章の書き方は、今まで自分が書いてきたものと照らし合わせていくといいだろう。

『文章とは自分を他者に伝えるためのもので、うまく伝えたい、できれば相手を同感させたいという目標を内在しているものなのだ。』

清水氏の文章を最初に読んだのは、確か学生時代『国語入試問題必勝法』だったと記憶している。なんて面白い文章なんだと! 

久々に読んだこの本も、独自の世界観、それがとても楽しく拝読させていただきました。(文対を変えてみた!)

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2010年12月31日

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