あらすじ
自転車世界一周記『行かずに死ねるか!』の著者が、国内各地をひた走る。宮崎地鶏に悶絶し、積丹のウニに驚愕。そば街道とうどんの聖地で食べ歩き、色街の面影が残る島に鼻息荒く上陸。見知らぬ街の見知らぬ人と、語り、飲み、歌い、踊り、ときに涙する。世界を見た後に再発見した日本のすごさ、おもしろさ。心と胃袋が揺さぶられる国内紀行。
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Posted by ブクログ
自転車による旅の記録だが、あまり自転車乗りらしい記述が無い。寄り道して、地元の人と話し込んで、酒を飲んでかわいがられて…。そんな羨ましい旅行記になっている。自転車専門誌の連載にしては異色のトラベルエッセイになってしまったようだ。そこが面白い。
Posted by ブクログ
久し振りに読んだ石田ゆうすけ。
おもしろい!
かっこいい!!
読みながらふっと笑みが浮かんでしまうような、優しい柔らかい軽い気持ちになれる。
久し振りに(大物メジャー作家ではない)いい本に出会えた気分。
ノンフィクだからかもだけど。
引き込む言葉のチカラもすごい。
【メジャーな観光地はその景色のまっただなかにいるという臨場感より、写真を見ているような平面的な感覚がどうしても強くなる】
という言葉が印象的でした。
函館の立待岬、雪の中の白川郷を思い出したり。
景色に吸い込まれる感覚、、だよね、きっと。
そんな感覚をたくさん浴びたいなぁ。
いろんな景色みたいなぁ
いろんな空気感じたいなぁ
彼の「行かずに死ねるか」「道の先までいってやれ」タイトルが好き(*^^*)
【他の人、他の人生を見ればきりがない。
欲にもきりがない。
自分のいる場所、身の回りのこと、自分の立場、それらを愛することができるかどうか。
それが人の人生を左右する】