【感想・ネタバレ】ダライ・ラマに恋してのレビュー

あらすじ

人生最悪の大失恋に絶望するさなか、“世界一ラブ&ピースなお坊さま”の笑顔に出会って一念発起。「この笑顔に直接会って、未来を明るく変えたい!」。心に暗雲を抱えながらも、人生を賭けた、てるこの無謀な大冒険が始まった! 生のダライ・ラマに出会うまでの長い道のり一部始終、感動の私的ノンフィクション。旅人OL、再びインドへ!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は失恋によってダライ・ラマの言葉に出逢い、ダライ・ラマと面会するまでのチベット文化圏の旅を記した旅行記。
前回のラオスでのシノヤンとのその後が気になっていたので、お別れすることになってしまったのは残念だった。
でも、ダライ・ラマに突き動かされるたかのさんの今回の旅も、とても素敵だった。

まず、ラダックに住む人々の穏やかさや平穏な雰囲気が文章や写真から伝わってきて、まさに環境が人を作るのだと思った。
チベット仏教が根付いているからこそ、そこに住む人々も心穏やかになるのではないかと思う。

高地だから食べられるものも限られているけれど、それでも足るを知り、循環させて生きている彼らの豊かさが羨ましくも思えた。

チベット仏教の考えを知ることができ、ページを捲るたびに感心せずにはいられなかった。
・カルマ、因果応報。cause and effect
・この世に永久に変わらないものはない。impermanent
・両親の死自体を恐れているのではなく、自分が両親の死によって不安になることを恐れている。
・執着は苦痛をもたらす。執着せず、ただ大事にする。
・自分と世界中の人の幸せは繋がっている。
・感謝するだけでなく、行動に移す。
・幸せな人生を送るために必要なのは、物理的な発展と心の発展。
・不安なゴールを嘆くより、プロセスを楽しむ。

たかのさんとダライ・ラマの写真がとても素敵だった。

しかし肝心のチベット自治区では自由が制限されていて、ダライ・ラマの写真さえも飾ってはいけないなんて胸が詰まってしまう。チベットに関してもっと知りたいと思った。

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2021年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たかのさんを全く知らず、タイトルと表紙の写真に引かれて買いました。結果は大正解!!
大胆にも「ダライ・ラマに会いたい」その思いだけで、会える確証も無いままチベットに行ってしまう大胆さがすごい。
とんでもない大胆な旅行記として思いしろいだけでなく、あまり知る機会の無いチベットの実情も興味深く読めました
そしてチベットの人達の優しい人柄。一般の人達に深く浸透しているチベット仏教の様々な教えがそのまま心に響いてきました。
宗教を持つことの意味が何となくわかったような気がしました。

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2011年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは絶対に前作「モンキームーンの輝く夜に」を読んでから読んでほしい!
前作で「?」と思った点がまさに今作で著者自身が振り返り、反省し、成長に繋がれています!
30歳を超えてもどんどん自分の知らない世界へ飛び込んでいく姿はすごくパワフルで素敵です。
なんとなくニュースで見て「大変だなあ」と思っていたチベット。
日本人が「フリーチベット!」なんて叫んでいる映像を見てなんで日本人が?とか思っていましたが、これを読んで軽くではありますがチベットの現状を知ることが出来、これまでの自分の無知を反省することが出来ました・・・。
チベット仏教の教えも会話形式で書かれているので、スラスラ読め、チベット仏教自体にも興味がわきました。

2012/09/16-17

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2012年09月17日

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