あらすじ
“愛”と“絶望”
人が「醜い鬼」になった世界
喜びも哀しみも巨匠は掬い上げる
機械の目だけに映る”真実の愛”――
西暦2091年、謝荷魚は大事故により身体と脳の一部が機械になってしまう。
リハビリを終えた彼を待つのは、人々が“醜い鬼”になった世界。絶望する謝は、唯一の人間・チグサと出逢うが――
胸を焦がす、落涙の純愛ミステリ。
【あとがき「愛しいチグサと、十代の頃の自分」収録】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この作品はミステリーではないと思います。
御手洗潔は出てきません。
私は前情報なしで読んだので、最初の方を読んでいるときは一体何の話なのかさっぱりわかりませんでした。
ジャンルとしてはSFの純愛ものの中編小説でした。
ストーリーはネタバレになるので書けません。
巻末の
『愛しいチグサ』と、十代の頃の自分ーという作者の島田荘司さん自身の文章が興味深かったです。
この作品は2020年にロンドンのレッド・サークルという小さな出版社から刊行された『One Love Chigusa』という本らしいです。
私はこの作品では涙こそ出ませんでしたが妙に心の琴線に触れてくる部分はありました。
星4か5で迷いましたが、5にします。
Posted by ブクログ
①愛しいチグサ
2091年、謝荷魚(シェホーユー)はモンスターサイクルで事故。
→中国人名やめてほしい。読みを覚えられない。
ほとんど機械になって生き延びる。
普通に生活できるようになるが、人間の顔が鬼のような赤い顔の化け物に見える。
謝はイラストレーター。
美しい女性に出会う。
結婚していた。名前はTin
→?あれ?、これは夢だったのか?、ここよくわからなかった。。
また、女に会う。
結婚してない。名前は、ちぐさ。
ちぐさとデートを重ねる。恋などの感情を知らないちぐさは、徐々に人間味を帯びてくる。
恋人同士になる。
手のひらを、合わせると青い火花が散って、移動?
人々の胸には数字が浮かんでいる。
チグサ7号?
50年も前に作られた旧式のロボット。
ボス「そうか、お前の体の大半は機械だから、機械にたいしてだけ感受性が動くのか」
チグサ、壊れた。
バグで、主人公の名前を呼び続けていた。
人類滅亡?
水だけの惑星に。
でも、いつかまた人類誕生?
もう一度君に会える日まで。
②『愛しいチグサ』と、10代の頃の自分
エッセイ。
外国のミステリ事情。外国にはミステリの賞がない。
愛しいチグサのこと。海外では人気あったとか。
占星術殺人事件のこと。
帯に純愛ミステリとあったが、ミステリ要素あるのか?自分が機械だから、人間のみんなが変に見えてたとか?チグサがロボットだったところとか? どちらも作者はそこまで隠してないと思った。
SF的にはよくあるストーリー。
Posted by ブクログ
島田荘司イコールミステリーだと思ってたが全然違いました。
ストーリーも想像した通りだつたし。
まいこれだけの話を読ませるのテクニックは素晴らしい
Posted by ブクログ
大事故で体の大半を機械で補い、記憶も外部からDL。そんなSF世界で主人公は周りの人間が醜い異形の風貌に見えるようになってしまう。絶望し自死をも考えるある日、まったく変貌していない美しい女性に出会う。
チグサの正体があまりにも予想通りで……でもその割にフランクリン、エレクトロシティあたりはなんだかよくわからないというかピンとこないというか。。うーん。面白かったかと言われると微妙ですが、いくらか爽やかな読後感ではあると思いました。文のボリューム的にもまあこれくらいかな、と。
あと、巻末の島田荘司氏の少年時代のお話は別の意味で興味深く面白かったです。