あらすじ
秦の始皇帝に不老不死の仙薬の入手を命じられた伝説の方士・徐福の塾がある、山東半島の港町・琅邪で奇怪な事件が続発。求盗(警察官)の希仁と、易占術、医術、剣術などさまざまな異能を持つ徐服の弟子たちが謎に挑む! 古代中国の市井の人々を生き生きと描いた痛快ミステリー長編。メフィスト賞受賞作。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
メフィスト賞受賞作品。面白かったです。あとちょっと読んだら中断して本を置こう、と思いながら全部読んでしまいました(笑) 中国古代史はまったく分からないのですが、それでも面白く読めました。描かれているのは人間であり、それぞれの立場でそれぞれの思惑を持って行動します。明確な解が用意され、解読不能に思われた謎がするすると明らかになるさまは爽快でした。
Posted by ブクログ
最後の怒濤の解説になるほど~。そういう事件だったのかあって納得してたら、その後にもっと大きな爆弾が…その設定にニヤニヤが…!ミステリというより武侠かな?
Posted by ブクログ
ちょっと強引なところもあるが、面白く読まさせていただきました。あとがきにもありましたが、狼邪、徐福、船と来れば、日本に続くのだろうと推測されますね。
Posted by ブクログ
中華ミステリ第二弾。虎の次は鬼。
これでもか!と言うくらい謎が出てきて、いやいややはりファンタジーだったかと思わせつつ、安定の名推理。
この、ファンタジーとミステリとエンタメのバランス感が絶妙で読みやすい。