あらすじ
「うちの子は、言いたいことが、なぜはっきりと言えないのか」こんなふうについ気になってしまう親に、心を落ち着けてじっくり読んでもらいたくて、この本を書きます。とても気がかりなことでしょう。ものおじせず、なにげなくふるまって、友だちやどんな大人とも自然となじんでしまえる子どもたちと比べると、わが子のことが本当に気になる。でも、あせって、いらだって、「どうしたらいいか」と、あまりにも意識して考えすぎるのは、かえっていい結果を生まないことが多いものです。この本を読み進んでいくうちに「なんだ、そういうことなのか」と、大事なことがわかった気持ちがして、地に足がついたように安心できるはずです。そうすると、親の心がぬくもってきます。親のその姿を見て、感じて、子どもが安心します。そして、その安心感が知らず知らずのうちに、子どもの心の肥料になっていくのです。言いたいことが言えないことについては、親よりも子どものほうがもっと気にしているのです。たとえ、そんなふうには見えなくても。だから子ども自信が楽しくないのです。「楽しいな、うれしいな」と思って、その場に慣れ親しんでいくと、知らず知らずのうちに心はほどけてくつろぎます。
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読みました。言いたいことが言える子になってほしい・・・親なら誰もがそう思うのではないでしょうか?
読み終わると、肩の荷がおりたようなホッとした気持ちになります。
挨拶ができない子どもの気持ちを考えたことなかったかも・・・「なんでできないの?挨拶しなきゃだめじゃない!」親は自分の気もちを押し付けてばかり。
でも、子どもへの重圧は逆効果。親が心にゆとりを持つことが大事。子どもだって挨拶できなくて悔しい気持ち、残念な気持ちがあるのです。挨拶できなかったときの顔を見てみよう。親はそれを受け止めること。「あなたはできる、大丈夫」と確信する気持ちが子どもの支えとなる。マイナスイメージに塗り固められた関係をやめる。親は常に子どもにプラスのイメージを発信する。そうすれば子どもは「自分で考え、変わる」力を持っているのだ。
親としてのあり方、子どもへの接し方、勉強になりました!
Posted by ブクログ
また素敵な子育て本に出会って良かった。
何よりもプラスイメージがプラスイメージを産み、それが子どもの行動につながるということ。
それがわかりやすい例とともに説明されています。
こんな言葉かけではいけないなーと思っている人は、ぜひ読んでください!
もう一つ、やってはいけない行動は子どもはわかっていて、自分が一番残念だと思っている。それに追い打ちをかけない。共感してプラスイメージを植える。
さらに「しつけ」は「し慣れる」こと。毎日のくり返しでいつのまにか身についたことが良い意味でも悪い意味でも「しつけ」。こわーい!
Posted by ブクログ
良かった本。
具体例を挙げて分かりやすく書いてあった。
途中で遮らない、急かさない、親が心にゆとりをもつ、プラスイメージの発信人になる、先回りせず後追いで評価する、など参考になった。
また、子育てだけではなく職場での後輩指導にも役立つと思った。