【感想・ネタバレ】装丁問答のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年08月31日

理屈よりも本好きの著者の少し引いたあるいはグッと近づいた「ええやん!」の直感でご自身の作品や市井の様々な装丁の作例を語った一冊。惜しむらくは本文が一色刷りなので添えられた装丁の画像の色味やディテールが伝わらないこと。iPhoneで画像検索しながら読んだけれどできれば紹介された本たちを傍らにうず高く積...続きを読むんで手に取りながら読みたい。

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Posted by ブクログ 2014年02月23日

よい装丁であれば、中身も良い内容。
いわゆるジャケ買いも大丈夫、と伝えてくれています。

長友啓典さんを本書で初めて知りましたが、本の内容
批評とは少し距離を置いた形で接して、かつ、本が
大好きということなので、読書ガイドとしても
非常に新鮮でした。
(関係ないけど、目黒のメッシタの看板もこの方)。...続きを読む

カラーだともっと良かったかな。
取り上げられている本、読みたくもなるし、
確かに素晴らしい装丁です。

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Posted by ブクログ 2012年01月03日

装丁のプロである筆者による装丁のレビューです。
新聞や雑誌に連載していたもののようです。

これは最高に面白いですね。
僕にとって評価に値する(えらそうに)本というのは、僕を動かすものです。
育児書だったらわが子に会いたい!って思わすものだし、動物本だったらとにかく動物園に行きたい!と足を向かわせる...続きを読むもの。
新しいことをはじめるのではなくって、いつもの日常をいつものままでグッと面白くしてくれるもの、そういう本が大好きです。これはそういう本。

読み始めはふつうに楽しい時間つぶしといった気分でした。
本当に★3つくらいの感じ。
ところがこの本は僕のこれからの本人生を変えた。もう過去形で言い切っちゃてるよw
50年後に振り返っても間違いなくターニングポイントだ。

装丁、ブックデザイン・・・興味はあったけどよく知らなかった。
表紙、見返し、中表紙、奥付、帯・・・紙質、フォント、etc.
なんというドラマチックなんだ、装丁。
やっぱ本ってすげーすよ。すげー。

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Posted by ブクログ 2011年03月07日

装丁愛、ものづくり愛。
この本から伝わってくるのは、もっとシンプルなものづくりに対する愛情でした。

文字の扱いが美しいとか、印刷が凝ってるとか、紙がなんだとか、玄人ならではのこだわり論も良いのですが、わからない人は置いてけぼり感も時に感じるデザイン論。
しかし、基本は思いを形にする情熱であり幸せな...続きを読むのだなと。
経験を積んでなお、ものづくりの最初の愛情を持ち続けていられるのは「すごいこと」なのかもしれません。

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Posted by ブクログ 2013年10月13日

つい文庫ばかり手にしてしまうけれど、単行本で持っていたい!と思う本は確かにある。この本を読んで、もっと装丁にも注目すれば面白い本が見つかるかもと思った。ただ、装丁のデザインについての解説を、もう少し掘り下げて語ってくれればなぁと思った。例えば、色々なテーマが存在する新書シリーズの装丁デザインは抽象的...続きを読むな幾何学模様が多いと思うけれど、どうしてそのデザインに至ったのか?などなど。現代アートの解説にも通じるような興味深い内容になりそうに思える。

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Posted by ブクログ 2013年03月25日

私が本そのものを好きな理由の中に、装丁から入りたいというのがあります。表紙の絵、タイトルの文字、紙の質や色、文字の大きさや字体…そんな要素からいわば本をプロデュースするのが装丁家。この本は、本の装丁家が“ジャケ買い”する本の話。特定の作家と装丁家が長年仕事をするなど、面白いエピソードもあり、本という...続きを読む物体が好きな方にお勧めです。

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Posted by ブクログ 2012年04月29日

本当に本が好きな人なんだな、この方は。
長友さんという方を始めて知ったのだけど、とても好感がもてた。
この本に紹介されているのは装丁家がジャケ買いする本。
私の好きな装丁家さんの手がけた本も紹介されていて、なにやら無性に嬉しい。

本題に入る前の話が長いのもちょっと可愛いなぁと思ったり。

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Posted by ブクログ 2011年06月17日

装丁についての思考回路がすごく発達している人の装丁鑑賞。こういう人の思考を追えると勉強になる。
前付きの流れや色が云々、という話があるものの載ってるのは書籍のモノクロ写真だけなので、この本だけでは一部よく分からない。
現物を手に取るべきなんだろなあ。

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Posted by ブクログ 2011年06月02日

“すばらしい小説にはステキな装丁がついてくるということだと思う。”
この一文に尽きるなと思った。
手に持った質感や、色、紙のにおい。そういうものも全部ひっくるめて、一冊の本が成り立っているのだと思う。
装丁が好きな本は中身も好き。逆もまたしかり。

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