あらすじ
ホラー作家・鹿角南が出会う新たな怪異。従姉妹から預かった正体不明の古文書から見つけた怪談らしき記述を読み解くうち、身辺でおかしなことが起こり始める――。『祝山』(映画化決定)、『203号室』(ハリウッド映画化)のベストセラー著者の、背筋が凍る本格ホラー!
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Posted by ブクログ
夜のこの時間(2026/10/24 21:57:52)に読み終えた事を派手に後悔した。この結末が大変恐ろしい。背筋がゾクゾクする。
255頁と長編というには短い分量だが、それが程よい。もっと長いと本書にこれでも詰められた怪異の、呪いの怖さは半減して長ったらしいだけの話に変貌してしまうだろう。
鹿角南が登場する前作、『祝山』もそうだったがこのシリーズ、人ではないものと化してしまった者の怨念の強さに打たれるような強さがある。決して解決できず、許されず、逃してくれない。呪いは続き、どこまでも追いかけてくる。夜には読みたくなかった。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白くて一気読みした。
祝山も良かったけど、はっきりこれがこうなるから怪異がおこります、おこった怪異を、では祓いましょうみたいな物語じゃなくてあくまでも実話怪談の延長ぽい感じが好みなので、目嚢はまさにドンピシャだった。
今回、鹿角南は怪異に悩まされることになるけどまぁわりと自業自得なところが面白かった。あんなに心霊スポットに行くやつらはアホだ扱いしてたのに怪談の載っている古い本は調べたりしちゃうんやーって笑う。
従妹に頼まれたら嫌とはいえないかもだけど、実際自分がめちゃくちゃ怪談好きなので引き受けちゃって、怪異を家の中に呼び込んでしまう。
その古い本には呪いについて書かれていた。
その呪いは実際に悪意と死をふりまいていてそこそこ嫌な気持ちになれるし、面白くてまじめに調べるって大切やなぁと思えた。
知ったからこそ、できることもある。
とにかく怪異から距離をとること。手を切ること。当事者じゃないならかかわらないこと。怪異はもとはヒトだとしても変質する考えもなく固執し悪意しかもたらさないと思っていること。
めちゃくちゃ学びありました。
Posted by ブクログ
祟りが染み出てくる。
この表現は良いですね。
最近のホラーとは趣が違いますが、私は好きでした。
鹿角さんが祟りに絡め取られていく様が怖かったです。
Posted by ブクログ
鹿角南が主人公のシリーズ。
日常に侵食する怪異、いつの間にか狂っていく感覚…。
知らないうちに取り込まれている感覚を読者も感じられて、前作とは異なる怖さを体験出来る。
怪異とか、人ならざるものは理不尽だと言うのが根底にある気がする。
Posted by ブクログ
祝山に続き鹿角南が主人公で、今回もジメジメとしたホラー小説という感じ。
江戸時代の武家にまつわる因縁を読み解いていく課程はどこかワクワクしたけど、今回も因果は変えられないのか...。