あらすじ
父が消息不明!
私はマンガを描き始め、
運命の人と出会った!?
大ベストセラー『透明なゆりかご』著者の、自伝コミック。
私が大好きだった祖母が亡くなり、父は憔悴。命より大事だった店を閉じ、ぷっつりと消息を絶った。
看護師を辞め名古屋で風俗嬢を始めた私は待ち時間にマンガを描き始めた。弟はある日、突然、電話してきて浮浪者然とした姿で現れ「金を貸してくれ」と言い、依然ホモ社長の影に怯えていた。母は私のマンション購入計画に入れあげせっかく買ったマンションの内部をピンク一色にしてしまった……。富山県魚津市の駅前の小さな中華料理店一家が、バラバラになりながらも辛うじて家族としてつながっている怒濤の実話ストーリー。待望の第5巻。
感情タグBEST3
親が子泣き爺になってゆく
漫画家として成功したのはいいものの、母親がどんどん重くのしかかってくるのが、とてもリアルです。
どうしてうちの親戚は変なのばっかりなんだろう、その嘆きも痛いほど伝わってきます。
Posted by ブクログ
魚津の出身だから「蜃気楼」家族という名前なのか?
主人公は作者の×華(ばっか)さん。×華さんと父と母と弟、ときどきおば・おばあちゃんなどが登場する、ドタバタ自伝コメディ。
なんとまぁこんなに騒がしい家族でいられるだろう、なんて言ったら作者に怒られるだろうか。
作者は看護師を辞め、名古屋で風俗嬢をはじめた。
そこでマンガを読むことがはやっていることを知り、そのマンガに本音の吹き出しを足すと、みんなが笑ってくれた。そこで、マンガを描き始めるように。
後半では、マンガ作家にファンレターを出し、その作家から連絡がきたので食事に行くことに。
また、祖母がなくなり、おばは認知症に拍車がかかり、幽霊疑惑まででる。父も店を辞め失踪!?したかと思いきや(過去の巻であったのだろうが)弟への電話攻撃。そしておばあちゃんの仏壇を処分してしまった!?
・・・などなど、常に突っ込みどころ満載で、蜃気楼みたいに嘘のようだけど本当の、波乱万丈の物語。