【感想・ネタバレ】ロマンス小説の七日間のレビュー

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三浦しをん作品5冊目か~。今回のお話しは一番ぶっ飛んでいた!海外ロマンス作品の翻訳者のあかり28歳。同棲している神名君が仕事を辞めてきた。丁度翻訳していたロマンス小説に、毎度同じような展開のメロドラマ的な話ばかり作りやがって!と、あかりはオリジナルストーリーを作ってしまう。ウォリック(騎士)とアリエノール(女領主)の愛、そしてウォリックの死によりアリエノールのもう1つの禁断の愛(爆笑)。あかりと神名君の関係性とアリエノールの翻訳の内容の乱高下が見物。あかりとアリエノールの愛嬌と芯の強さへの好感度は100点。⑤

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2023年12月28日

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ロマンス小説の翻訳家が、翻訳する物語とそれとは別の自身の恋愛物語が交錯する不思議感覚の面白小説。
本来の目的を逸脱して翻訳=物語を正確に訳すではなく、自分の感性に従って別の物語を創り上げてしまうあたりはミステリ的であるともいえて楽しい。二つの物語の結末が困難な課題の後のハッピーエンドなので、二倍得した気分。最後の後書きがこれまた面白くて秀逸。

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2021年11月16日

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いやーー!!いい!!
妄想族っぷりがステキすぎる!

そしてあとがきがめちゃ面白い。
あー、三浦しをん、ほんとにいいなぁ。

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2019年12月06日

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主人公がこんなに大胆に、仕事で翻訳する元小説(架空だと思われます)を書き換えちゃうとは思わなかった。
主人公の私生活でのやるせなさを、仕事でうまく発散?する、心理学の昇華の上手い例えとも取れる。

思い通りにいかない私生活に対し、小説の翻訳文は自分の思い通りのストーリーにしよう、と。

また、その私生活上の誤解がラストシーンらへんで溶けてゆく。思い込みも、時間をかけて、色んな人から話を聞いて多角的な見方をすると、真意に辿りつけるのだと学んだ。

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2019年10月20日

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翻訳家のあかりと恋人の神名。
一国の城主アリエノールと、聖剣の騎士ウォリックとシャンドス。
現実世界のあかりの恋と、あかりが訳す小説世界の恋が繰り広げられる、ちょっと変わった二重恋愛小説。

あ、ウォリック死んだ。
と思ったら、神名にキレたあかりが、翻訳してた小説の内容を捏造してただけなのは笑った。

読みやすかったし、アイデアもおもしろかったけど、、
1回読めばいいかな〜って感じ。
三浦しをんさんの作品は他におもしろいのいっぱいあるので、これから入った人はめげずに他の読んで!!!笑

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2022年11月11日

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刺繍みたいなすごく可愛い表紙に惹かれて買った。あらすじを読まずに買って、読み始めてみたら中世のロマンス小説で、あれ?間違ったかなって本気で思った。(あとがきに書いてあることがまさに当たっていて笑った。)ロマンス小説と並行して進んでいくから、途中で場面が切り替わるときに続きが気になるのに…!ってなることがあった。そのくらい主人公が訳す小説の中の小説もおもしろかった。

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2021年08月09日

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恋愛小説と言うには、あまりにも日常的なあかりと神名の7日間。
いや、会社を突然辞めるとか、突然ネパールに行くって言いだすとか、まさみちゃんの元カレがストーカーで嵐の夜に待ち伏せしてボコボコにするとか、言葉にすると結構ドラマティックなことが起こりまくっているんだけど、何だろう、この淡々とした日常感は。

ロマンス小説のようにあからさまに情熱的じゃなくても、あかりと神名はちゃんと想い合っていて、多分遠く離れても、わざわざ待っていなくても、繋がってるんじゃないかなぁという気はする。
なんか、いいんだよな、あかりと神名。

アリエノールとシャンドスは、いつか海の上で再開するのかなー。
神名が言うように、物語の中ぐらいハッピーエンドだといいよ、な。

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2019年06月22日

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