【感想・ネタバレ】発達障害のある子どもと話す27のポイント : わかりたい気持ちを高めるためにのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

発達障害の子供はなぜオウム返しをするのか、など
発達障害の子が持つ困難の中で特に「ことば」に
スポットを当てている。とても分かりやすい。

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2016年01月22日

Posted by ブクログ

本書は、(社)発達協会常務理事である湯汲英史らによる、発達障害を持つ子どもや青年とコミュニケーションを取る際に、配慮すべきポイントについてまとめた本である。

「抽象化に問題がある」「わかりにくい『もしも』の仮定文」「伝わりにくい『あいまいな表現』」などの27のポイントについて、「困難発生のメカニズム」についての説明と、「コミュニケーション能力を伸ばすために」配慮するべきポイントについて述べられている。それらのポイントは単に話し方の注意にとどまらず、当事者のコミュニケーション能力を伸ばすための段階的な関わり方の方法も述べられていて、非常に濃い内容となっている。また、指導のためのエビデンスとして、彼らが知的障害および発達障害を持つ児童・青年に対して行った研究結果が載っていて、客観的な判断指標として役に立つ。

本書が対象としている当事者の年齢は、幼児~青年と広範囲に渡るが、おそらく主なターゲットとしては小学生であると思われる。障害の程度としては (素人の推測であるが) 中程度からやや重めが想定されているように思える。

本のタイトルには「話す」ためのポイントとあるが、実際にはそれより大幅に深い内容を含んでおり、文体の読みやすさや表紙のとっつきやすさとは裏腹に、全体を読んで理解しようとすると時間がかかる。さらにこれを適切に実践するのは、専門知識や経験のある人でないと難しいかもしれない。

以上に述べたように、本書は表紙のとっつきやすさと比べると内容が濃密である。全体を理解して実践するのは素人には難しいかもしれないが、具体的にどのような表現が (どのような理由で) 苦手か、どのようにコミュニケーションを取っていけばよいか、など初学者にはとても参考になると思われるので、★5つと評価したい。

最後に、本書中にあげられていた、感情のコントロール力につながる「切りかえことば」、判断基準のもとになる「関わりことば」についての参考文献を紹介しておく:
・湯汲英史「感情をうまく伝えられない子への切りかえことば22」 すずき出版
・湯汲英史「子どもを伸ばす関わりことば26」 すずき出版
・湯汲英史「関わりことば・場面別指導のポイント」 明石書店

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2013年02月21日

Posted by ブクログ

ポイントが本当によくみかける特徴に絞られている。指導者はもちろん、保護者にも専門的知識が分かりやすく説明されており、さらに、どう対応していけばいいか具体的に書いてある。非常に参考になる。

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2011年12月08日

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