【感想・ネタバレ】クリエイティブマインド つくるチカラを引き出す40の言葉たちのレビュー

あらすじ

【企画・制作の現場でクリエイターたちの創造性発揮を助けてきた「40の言葉」。 】

「ピッカピカの一年生」「セブンイレブンいい気分」「ランボオ」など
数々の伝説的CMを手がけた電通の名クリエイター杉山恒太郎氏は、
たくさんのすぐれた企画者やトップクリエイターを世に送り出している、
「名伯楽」としても知られています。

そこで起爆剤となっているのは「言葉」。

・「アイディアは思い出すもの。」
・「少しくらいクレージーじゃないと。」
・「いつも「なんちゃって」と語尾につけることが肝要。」
・「カンタンにいうと、どういうこと?」

といったクリエイティビティにまつわる「ものの考え方=マインド」を示すことで、
杉山氏はつくり手たちの創造性を刺激し、才能発揮をうながします。

本書は、そんな杉山氏のマジックワードともいえる40の言葉たちを拾集し、
ふだんチームで、現場で、そうしているように、
杉山氏みずからがわかりやすく解説を加えたものです。

いいアイディアが浮かばないとき。
うまくチカラを発揮できないとき。
つくり手としての自分を見失ったとき。

私たちの背中を押し、つぎのステップへとジャンプさせてくれるのはいつも、
汗のにおいがする実績からしぼり出された「言葉=考え方」。

企画やビジネスプロジェクトなどを通じて
世の中とコミュニケーションする立場にあるビジネスパーソンは必携の1冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

メモ。

●想像力とは無からなにかを生み出すことではなくて、いつのまにかありふれた常識にとらわれ、がんじがらめになってしまっている自分に気づき、物事を本来の姿(イメージ)に引き戻す力である。
●商品に関する情報を単純に伝えるだけなら、方法はたくさんありますが、それだと理解はできるかもしれないけれど、受け手の気持ちが動くところまではいかない。要するに、尻尾のないエビフライを食べるようなもので、なんだか味気ない。
●単純なスペックを伝えるんじゃなくて、その商品があることで豊かになる日常を描いてみたり、そこから生まれる新しい価値を描いたりする。そうやって、感性や情緒に働きかけていくことで、受け手にメッセージを感じてもらえるんです。
●消費者の心になんらかの価値変容を起こさないものを「広告」とは呼ばない。
●「教養」は、英語だと「リベラルアーツ」。つまり、「自由になる技術」。知識は人を自由にする。
●「理解してもらう」よりも「感じてもらう」。
●アイディアとは思い出すもの。
●思いつけるかどうかじゃなくて、思い出せるかどうかが重要。
●アイディアとは、“だれか”に対して働きかけるもの。
●アイディアとは人間理解の仕方のこと。
●正論だけで人間を理解しようとしないほうがいい。
●なにかを生み出そうという人は、まずは自分を信じてあげること。

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2011年11月20日

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