【感想・ネタバレ】オン・ザ・プラネットのレビュー

あらすじ

第166回芥川龍之介賞候補作。

「終わったのかな」「なにが?」「世界?」
同じ車に乗り込んだぼくら四人は、映画を撮るために鳥取砂丘を目指す。
注目の新星が重層する世界の「今」を描く、ロード&ムービー・ノベル。

「これからぼくらが話すことは、人類最後の会話になるかもしれない。
そうやって考えるとき、皆は何を話したい?」
記憶すること、思い出すこと、未来に向かって過去をみつけ直すこと。
現実と虚構の別を越えて、新しい世界と出会う旅。

群像新人文学賞受賞のデビュー作『鳥がぼくらは祈り、』に続く、23歳の飛躍作!

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Posted by ブクログ

この作家は何度も記憶について書いていて、そこには記憶することに対する疑い、真実を見失ってしまうことへの無力感が現れていて、それはとても共感できる。記憶だけにとどまらず、言語やコミュニケーション、知覚、認識をも疑ってしまう。
事実を認識するなんていうことはできないという割り切りは、今作では最後の方で、それでもまあ仕方がない、というかむしろ書かれたことはそれはそれとして事実であるという形で、結論ではないのだけれど前を向くというその方向性は開かれていて、好感が持てた。

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2026年01月21日

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